【対談】コロナ禍で変わるペットとの共生!課題と取り組みとは? | RBB TODAY
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【対談】コロナ禍で変わるペットとの共生!課題と取り組みとは?

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【対談】コロナ禍で変わるペットとの共生!課題と取り組みとは?
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 コロナ禍でライフスタイルが変化したこともあり、家族の一員としてのペットの存在感はますます大きくなっている。一方で、ペットオーナーの責任感が重要となり、さらにペットの高齢化やそれに伴う健康問題も課題となるなど、ペットオーナーの責任感やペットをとりまく環境の向上が必要となっている。

 これらの課題に取り組むために、「すべては犬と猫のために(Dog & Cat First)」を理念とするロイヤルカナンは、ペットを取り巻く環境において画期的な取り組み「PRO ACTIVE」「PRO CLUB」を始動。「ペットのための持続可能な環境」づくりを目指す。

 ここでは、ロイヤルカナン ジャポン プロフェッショナル事業部長の永井哲也氏と、長年にわたって愛犬のためにロイヤルカナンのフードを選んでいるというドッグライフプロデューサーの青山尚暉氏に、ペットをとりまく現状とその課題、そして、ロイヤルカナンの取り組みが持つ重要性について語ってもらった。

ペットオーナーのペット飼育に関する知識はまだ不十分


――コロナ禍で自宅にいる時間が長くなり、ペットと過ごす時間も増えたと思いますが、ペットとの接し方で以前と変わったことはありますか?

【青山】我が家も犬と過ごす時間が長くなりました。人と一緒に遅くまで起きていることで犬が睡眠不足にならないように、犬が過ごしているリビングは今までと同じ時間に消灯するように心がけています。また、食事や散歩も今までと時間を変えないようにすることで、ライフスタイルに大きな変化が出ないようにしています。ペットの健康を維持するには、このような規則正しい生活に加えて十分な運動と良質なフード、日頃からペットオーナーがペットの状態をよく見る「観察」、半年に1度くらいの健康診断が必要だと考えています。

ドッグライフプロデューサーの青山尚暉氏。ジャックラッセルのララと生活。小学館PETomorrow「わんこと行くクルマ旅」、レスポンス「ワンダフルカーライフ」など連載中。 著書のムック「愛犬と乗るクルマ」好評発売中。自動車用ドッグアクセサリーの企画開発も


【永井】私も愛犬と接する機会が長くなりました。人にとってのペットの存在感が大きくなっているので、ペットオーナーが正しい知識を持つことが重要だと思っています。そういう意味で青山さんがおっしゃる観察というのは重要なポイントですね。


――ペットと過ごすことによって得られる癒しや安心感を実感している方も多いと思いますが、一方で十分な知識がないままペットを飼い始めてしまうケースも増えているような気がします。そのような問題についてはどうお考えですか?

【青山】じつは私も今それが一番の心配事です。10万円の給付金がありましたが、ペットを飼い始めたという話をけっこう聞きます。将来のことまできちんと見据えたうえで決めたことであればよいのですが、十分な知識がないまま飼い始めた場合、アフターコロナになったときの飼育状況が心配ですね。ペットが老いたときのお世話はとても大変です。そこまでの責任と覚悟を持てないのであれば、安易に生き物を飼ってほしくないなと思っています。

ロイヤルカナン ジャポン プロフェッショナル事業部長の永井哲也氏。2001年、現マースジャパンの前身であるマスターフーズリミテッドのプロフェッショナル事業部へ入社しペット業界へ参画。2004年、マースグループ傘下となったロイヤルカナン ジャポン創設に伴いロイヤルカナン ジャポンへ転籍入社。2013年より現職  


【永井】少子高齢化が進む中でペットの役割の重要性が増していると感じています。昔に比べて室内飼育が増えてペットの家族化は進んでいますが、ペットオーナー側に十分な知識・情報があるかというと、まだ追いついていない印象があります。たとえば、個体差はありますが、犬や猫は人間の4倍以上の速さで年をとります。人間も年に1度健康診断を受けたりしますので、犬と猫に置き換えると、年に2~3回は動物病院で健康診断を受けるのが望ましいのですが、そのくらいの頻度で健康診断を受けている犬猫の割合は17%程度にとどまっているのが現状です。


――ペットを飼うことの責任について課題だと感じていることはありますか?

【青山】うちでは毎日寝る前に犬の歯磨きをしているのですが、それが先ほどお話しした観察という意味で重要だと感じています。今年6月に亡くなったラブラドールレトリーバーのマリアも、歯磨きをしていて異変を見つけてすぐに獣医さんに見せたことで、メラノーマと診断されました。病気を早期発見するためにも、日常的に犬の様子を観察してあげることが大切だと思っています。

【永井】ロイヤルカナンが考えている課題は二つあります。一つ目は、ペットオーナーが責任を持って飼育するための知識と意識の向上を促すことで、そのためにペットオーナーに対して栄養学を中心とした様々な啓発活動を行っています。そして二つ目は、ペットオーナーが疑問や悩みを相談できる有識者、つまり、我々のパートナーであるブリーダーやペットショップ、動物病院などで働く専門家や有識者の皆さんと協力していくことで、ペットが健康に生きるための環境整備を行うことです。ペットの生涯の始まりに関わるブリーダーやシェルターの方々がペットオーナーに与える影響は大きいので、そういった専門家の方々の知識を支援することが大切だと考えています。


――青山さんはロイヤルカナンのフードを購入しているとのことですが、どのようなきっかけだったのでしょうか?

【青山】ジャックラッセルのララは保護犬ですが、不衛生な環境にいたらしく、引き取ったときには皮膚の状態が良くありませんでした。獣医さんに相談したところロイヤルカナンのフードを勧められて使い始めました。また、先代のマリアは若いころからロイヤルカナンのフードを食べていました。シニアになってからは関節サポートや満腹感サポートスペシャル、最後はセレクトプロテインのお世話になりました。マリアは犬生最後の15歳の頃まで毛艶がよく、今年3月まではお仕事もしてくれました。そんな晩年を過ごせたのもロイヤルカナンのおかげだと感じています。

ロイヤルカナンの豊富な製品ラインナップ


――ペットフードについてのロイヤルカナンの考え方と製品の特徴をお聞かせください

【永井】ロイヤルカナンはフランスに本社を構え、世界100か国以上で50年以上にわたってビジネスを展開するグローバルカンパニーです。「すべては犬と猫のために(Dog & Cat First)」を理念としており、個々の犬と猫に合った最善の栄養バランスの提供と、栄養学による犬と猫の健康を目指しています。犬と猫、それぞれの品種・年齢・身体のサイズ・ライフスタイル・健康状態に合った最善の栄養バランスを提供するために製品ラインナップが非常に細分化されており、日本国内では200種類以上のフードを展開しています。また、社員の1/4は獣医師で構成されており、高い専門知識を持っていることも特徴です。


――ロイヤルカナンは、「ペットをとりまくエコシステム」の支援に取り組まれているとうことですが、ペットにとって理想的なエコシステムとはどのようなものでしょうか?

【永井】私たちが考える犬と猫にとって理想的なエコシステムとは、犬と猫に関わるすべての関係者が犬と猫の飼育のために必要な情報や正しい知識を持ち、犬と猫のライフステージに応じた飼育や支援を適切に行っていくことで、犬と猫が生涯幸せに健康寿命を全うできる一連の環境です。

ペット側の視点に立って言い換えれば、高度な知識を持った専門家によって生を授かり、知識と責任感をもったペットオーナーに愛情を持って飼育され、運動や食事などのアドバイス、健康診断、獣医療などの最良のケアを適切な専門家から受けることができ、その結果、健康寿命を延ばして幸せな一生を送ることだと考えています。


ペットの専門家のためのコミュニティ「PRO CLUB」とは?


――専門家との協力による環境整備をされていくとのことですが、どのようなことを考えておられるのでしょうか。

【永井】ブリーダーやシェルター等の犬と猫の専門家の方々は専門家ならではの知見を持っている一方で、栄養学や繁殖学、公衆衛生学などといった、ペットの飼育環境に必要な科学的情報を系統的に学ぶ場は限られており、また、ブリーダー同士で知見を共有したり情報を交換し合ったりする場も少ないと聞いています。ロイヤルカナンでは、こうした課題を解決するパートナーとしての役割を果たしたいと考えています。犬と猫の専門家の課題を解決することにより、新しくペットオーナーになる方々にも知識や責任感の大切さを伝え、育むことができると期待しています。


――最近はシェルターも注目されて、そこからペットを譲り受ける人も増えているようです。ここに対してロイヤルカナンが行う具体的な取り組みがあれば教えてください。

【永井】里親のマッチングサイトなど、譲渡の機会が以前に比べて増えたこともあり、保護犬・保護猫を引き取る方は増えているのではと思います。シェルターで働く方は経験値での知識は持っているものの、科学的な見地からペットの飼育について学ぶ場が限られています。皆さん学びたいという意欲は高いので、そのための学びの場を提供することで、理想的な飼育環境を実現でき、それが最終的にはペットの幸せにつながっていくと考えています。



そこで今回、ブリーダーやシェルター、訓練所といった犬と猫の専門家向けに「PRO ACTIVE」「PRO CLUB」という取組みをスタートさせます。PRO ACTIVEは『ペットの生涯の起点となるブリーダー・シェルター等の犬と猫の専門家を適切に支援することで、ペット産業の持続的存続を目指し、それによって、ペットとペットに関わる人々のよりよい共生を実現する』という、ロイヤルカナン全社で共有しているコンセプトです。どのような方法でそれを実現するかは各国にゆだねられていて、日本でのPRO ACTIVE具現化の足場として今秋開設したのが、犬と猫の専門家のためのポータル・コミュニティサイト「ロイヤルカナンPRO CLUB」です。


――PRO CLUBにはどのような方が参加できるのでしょうか?

【永井】PRO CLUBは、ロイヤルカナンの理念に共感し、当社が定める条件に合致した顧客であるブリーダー、シェルター、訓練所が登録できるオンラインのコミュニティサイトです。ここでは、ロイヤルカナンが最も得意としている犬と猫の「栄養学」を始め、「行動学」「衛生学」「繁殖学」「新生子学」の5カテゴリーの学術動画をeラーニングで受講することができます。

また、今後はウェビナーによるセミナーなども提供し、犬と猫の専門家の方々の学びの場を構築していきます。さらに、犬と猫の健康サポートやブリーダー・シェルターのビジネス上のサポートを行いながら、犬と猫の専門家同士のネットワーク構築を支援します。


――青山さんがペットオーナーとしてロイヤルカナンや、PRO ACTIVE、PRO CLUBに期待することはありますか?

【青山】ロイヤルカナンは、年齢や体調によって豊富にフードが揃っているのがすごいなと思っています。ほかのペットオーナーさんに勧めることも多いのですが、私が言うだけではなかなか伝わりません。そこで、犬と猫の専門家によるドッグフードのアドバイスを含めた試食会のようなイベントをぜひ開催していただきたいなと思っています。犬と猫の専門家の話に加えて、私のような実際にロイヤルカナンのフードを食べさせているペットオーナーが経験談を話せるような場があれば、フード選びの情報源としてとても役立つのではと思っています。



――最後にペットと人の共生を目指す、ロイヤルカナンからのメッセージをお願いします。

【永井】PRO CLUBによるブリーダー・シェルター等の犬と猫の専門家の方々の専門性向上とネットワーク構築がペットオーナーの知識向上につながり、それがペットと暮らすための責任感を生み、犬と猫の健康につながると信じています。ロイヤルカナンは今後も、有識者をはじめとした全てのビジネスパートナー・ペットオーナーへ科学的知見の提供や飼育支援を行うことで、ペットを取り巻く関係者全体の知識の底上げとペット産業の健全な持続に貢献していきます。そして、これら一連の活動がペットに真の健康をもたらし、ペットと人のよりよい共生の実現につながることを期待しています。

>>ロイヤルカナン 公式HPはこちら
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《酒井麻里子》
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