27日、安藤政信フジテレビ初主演となる"ハードボイルドコメディ"ドラマ『ストリートワイズ・イン・ワンダーランド-事件が放っておかない探偵-』(フジテレビ)が放送される。 安藤が演じるのは、私立探偵・和田。『バトル・ロワイアル』『亡国のイージス』など多く出演作がある安藤だが、探偵役は初めてとなる。また、若手俳優の戸塚純貴や伊藤沙莉や、コメディを中心に上演する劇団ヨーロッパ企画のメンバーも和田の取り巻きとして登場する。 オリジナルストーリーの脚本は、先月"演劇界の芥川賞"「第61回岸田國士戯曲賞」の受賞が決まったばかりのヨーロッパ企画代表・上田誠。4月公開のアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』などの脚本を手掛け、大喜利イベント「ダイナマイト関西」での優勝経験もある実力派の上田が、受賞後初の書き下ろしドラマとして手がける。 劇中のオリジナル楽曲を担当するのは、バンド「ヒックスヴィル」のバンドマスターであり、小沢健二をはじめ数多くのアーティストのギターを務める、木暮晋也。でんぱ組.incなどへの楽曲提供や、ヨーロッパ企画の劇中音楽も数多く担当しており、今作では全編書き下ろしの楽曲提供となる。 主演の安藤は「一直線の気持ちいいほどのデタラメ感。画面の中の人たちは大真面目に演じているのに、撮ったものを客観的に見るとクスッと笑えるという不思議な空気」とドラマのコメディ要素についてコメント。「初めての経験だった」と撮影そのものも楽しんだようだ。 ハードボイルドな雰囲気を全身にまとった私立探偵「和田」だが、実は「平凡でささやかな依頼に真正面から向き合う」ことが信条。しかしそんな信条とは裏腹に、世紀の大事件に巻き込まれてしまう。首をつっこみたがる、チンピラやごろつき、情報屋風のホームレス、パソコンの得意なコンビニ店員などの取り巻きに囲まれている和田だが、浮気調査の依頼を平凡にこなしていたはずが、未確認飛行物体らしきものを研究する怪しい集団の元に。あくまでも小さな依頼をまっとうしようとするも、その意に反して危険な事件が押し寄せてくる......通常の探偵ものとは一味違うちょっぴりハートフルな気持ちにさせてくれる「群像ハードボイルドコメディ」となっている。 ドラマ『ストリートワイズ・イン・ワンダーランド-事件が放っておかない探偵-』(フジテレビ)は安藤政信主演、戸塚純貴、伊藤沙莉、ヨーロッパ企画、菅原永二ほか出演。27日深夜24時35分。
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