クーポン共同購入サービスの米グルーポンは13日（現地時間）、2012年第2四半期（4～6月）の決算を発表した。売上高が予測を下回り、これを受けて株価は下落した。 売り上げは5億6830万ドルで、前年同期の3億9260万ドルより45％増加した。ただし、事前の予測は5億7300万ドルで、これを下回った。収益は2838万ドルの黒字で、1億740万ドルの赤字だった前年同期より大幅に改善した。 売り上げが増加し、収益もコスト削減などの効果で黒字を確保したにもかかわらず、株価は19％も下がって6.08ドルにまで急落した。売り上げが事前の予測を下回ったこと、売り上げの伸び率がこれまでより鈍化していること、同社の示した第3四半期の売上見通しが控えめだったことなどが影響したと見られる。 米株式市場ではFacebookに象徴されるように有名なIT企業の株価が急落するケースが相次いでおり、グルーポンの株価もこうしたIT株の冷え込みの影響を受けた面もある。グルーポンは昨年IPOを実施し、そのときの株式公開価格は20ドルだったが、現在の株価はそれより70％も安く、公開以来の最安値となっている。
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