主要メーカー6社、40Gbit/sソリューションに向けた小型光デバイスの仕様共通化で合意 | RBB TODAY
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主要メーカー6社、40Gbit/sソリューションに向けた小型光デバイスの仕様共通化で合意

エンタープライズ その他
 ユーディナデバイス、三菱電機、NECエレクトロニクス、沖電気工業、日本オプネクスト、および住友電気工業の6社は3月26日に、OFC2007(Optical Fiber Communication Conference 2007)において、40Gbit/sソリューションに向けた小型光デバイスの仕様共通化で合意、新しいマルチソース・アグリーメント(略称:XLMD-MSA)を締結した。

 XLMD-MSAの目的は、今後、需要の伸びが想定される40Gbit/s光トランシーバモジュールに対応した送信および受信小型光デバイスの互換規格製品の供給を確立すること。そのためにデバイスの外形寸法、実装レイアウト、ピン配置、電気的特性および光学的特性の性能等を規格化する。これにより40Gbit/s光トランシーバモジュール市場の早期立ち上がりを促し、大容量ネットワークに高度ソリューションを提供することが目的。上記6社は、それぞれが供給するデバイスを業界標準として提供することに合意した。

 広帯域のインターネットインフラを構築するために、MAN(Metropolitan Area Network)、LAN(Local Area Network)およびSAN(Storage Area Network)において、10Gbit/s光伝送インターフェイスが広く普及してきたが、現在40Gbit/s光伝送インターフェイスも増加しつつある。10Gbit/sにおいては、XMD-MSAにより、メーカー間で互換性のある送信および受信小型光デバイスデバイスが提供され、業界標準として広く認知された。

 XLMD-MSAが対象としているのは、SONET OC-768(Synchronous Optical Network)用の40Gbit/sインターフェイス規格に準拠した伝送距離2kmまで適用可能な光デバイスとなる。現在、外部変調型レーザ送信デバイスおよびPIN-TIA(PIN photodiode - Trans-impedance amplifier)受信デバイスの規格化が進められている。2007年中にピッグテール型光デバイスの仕様公開を予定している。
《冨岡晶》
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