インテル、エンタープライズ向けのプラットフォームには4桁の識別ナンバーを採用 | RBB TODAY
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インテル、エンタープライズ向けのプラットフォームには4桁の識別ナンバーを採用

エンタープライズ その他
 インテルは、18日、「デジタルエンタープライズに向けたインテルの最新動向」を発表した。
  •  インテルは、18日、「デジタルエンタープライズに向けたインテルの最新動向」を発表した。
 インテルは、18日、「デジタルエンタープライズに向けたインテルの最新動向」を発表した。

 この発表で、同社が推進しているテクノロジ、とりわけプロセッサのマルチコア化を加速すると共に、エンタープライズ市場におけるプラットフォームの今後の方向性をより明確にした。また、来年以降、エンタープライズ向けのプラットフォーム(プロセッサ、チップセットなどを含む)についても、4桁の識別ナンバーを付与すると発表すると同時に、同社のエンタープライズ向けプラットフォームについての最新ロードマップを公開した。

● プラットフォームに付加価値を提供し各社と協業
 インテル株式会社 マーケティング本部デジタルエンタープライズ統括部長平野浩介氏は、発表会の冒頭で、同社のデジタルエンタープライズ統括部の概要について説明した。

 同部門では、エンタープライズ向けプラットフォームに様々なテクノロジを開発・投入し、また各社と協業しながら新たな付加価値を提供していくという。具体的には次のようなシナリオになる。

 インテルからは、「ハイパースレッディング(HT)テクノロジ」や「EM64T(Extended Memory 64 Technology)」に代表されるシリコンベースでのテクノロジ開発、プラットフォームレベル(OSよりも低位)のソフトウェア開発、プラットフォームレベルのインターフェイス標準などが提供される。

 たとえば、シリコンレベルで実装される「IAMT(Intel Active Management Technology)」は、OSがブートしていなくてもメモリのある領域にアクセスできる技術で、システム管理などに利用される。これをサポートするプログラムは、OSより低位で動作する必要があるため、インテル自身の手で開発し提供される。システムを仮想化するIVT(Intel Virtualization Technology)についても同様のことが言える。

 OS、インフラ、アプリケーションなどのOS以上のレベルについては、インテルが開発各社と協業することで、開発期間や開発コストを抑えることができるという。たとえばマルチコアテクノロジの提供に伴い、アプリケーション開発各社は、自社製品のマルチスレッド対応などでインテルと協業して開発することができる。

 インテルではこうした付加価値提供の一環として、間もなく、パートナー企業に対して、後述する次世代プラットフォーム「Bensley」(ベンスレー)を配布し、評価プログラムを開始する予定だという。

●エンタープライズ向け製品に4桁の識別ナンバーを採用
 同社は、来年以降、エンタープライズ・プラットフォーム製品に4桁の識別ナンバーを付ける。これにより、プラットフォームにどのような機能が含まれているかが、番号から識別できるようにするという。現在わかっているのは、現行のプラットフォームに付けられる4桁の先頭の数字のみで、次のように割り当てられる。

 Itanium 2:9000
 Xeon(MP):7000
 Xeon(DP):5000
 UPチップセット:3000

 なお、上記のUPチップセットとは、Pentium 4のエンタープライズ向けチップセット(現行のE7221など)のこと。2〜4桁は、当該製品に含まれる具体的な機能を表すものと考えられるが、現在はっきりとしたことは決まっていないという。また、ItaniumやXeonといったブランドが消滅することはないとも付け加えた。
《竹内充彦》
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