インテル、FSBが667MHzのサーバー向けマイクロプロセッサ「Itanium 2」を出荷開始 | RBB TODAY
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インテル、FSBが667MHzのサーバー向けマイクロプロセッサ「Itanium 2」を出荷開始

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 インテルは、サーバー向けマイクロプロセッサ「Itanium 2」の新ラインアップとして、フロント・サイド・バス(FSB)のクロック速度を667MHzに向上させた「Itanium 2 1.66GHz/9Mバイトキャッシュ」と「同/6Mバイトキャッシュ」を発表、出荷を開始した。
  •  インテルは、サーバー向けマイクロプロセッサ「Itanium 2」の新ラインアップとして、フロント・サイド・バス(FSB)のクロック速度を667MHzに向上させた「Itanium 2 1.66GHz/9Mバイトキャッシュ」と「同/6Mバイトキャッシュ」を発表、出荷を開始した。
  • 会場に展示されていた日立製作所の667MHz Itanium2を搭載したサーバモジュール(ブレード)
  • 解説中に使われた図
 インテルは19日、同社のサーバー向けマイクロプロセッサ「Itanium 2」の新ラインアップとして、フロント・サイド・バス(FSB)のクロック速度を667MHzに向上させた「Itanium 2 1.66GHz/9Mバイトキャッシュ」と「同/6Mバイトキャッシュ」を発表、出荷を開始した。千個受注時の単価は順に、512,050円と241,340円。

 667MHz FSBに対応した新Itanium 2は、今まで400MHz FSBで動作していたものと比較して、システム帯域幅が65%以上拡大するとしている。また、同FSBは年内発表と予想されているデュアルコアのItanium 2(開発コード:Montecito)でも採用されることになっており、同マイクロプロセッサへのスムースな移行を考慮した設計になっているという。

 説明会の最後には、次期Itanium 2「Montecito」に関する紹介も行われた。デュアルコアとなるMontecitoでは、さらにPentium 4のHTテクノロジのような「マルチスレッディング技術」が投入され、1ソケットあたり4スレッドの同時実行が可能になり、アプリケーションレベルで1.5倍〜2倍程度のパフォーマンス向上が図れるはずだとしている。また、クロックを10%程度ブースト駆動させる「Foxtonテクノロジ」の採用により、消費電力を抑えつつパフォーマンスを強化させることが可能になるという。さらに、オンダイL3キャッシュとして最大24Mバイトの搭載が予定されている。

 Montecitoは、「年内には発表をして、年明けには発売されるだろう(インテル・平野氏談)」と予想されており、来年のエンタープライズサーバー界を大きく揺るがしかねないものとなるだろう。
《村上幸治》
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