2003年上半期の不正アクセス行為。検挙件数は前年同期比33%増、オンラインゲームがらみも10件が検挙
エンタープライズ
その他
おもな行為としては、ホームページ内容の改ざん(30件)や、メール・登録個人情報の盗み見(30件)、オークションの不正操作(14件)など。また、オンラインゲームが対象となった不正操作も10件あり、この中には友人のIDを使って接続、アイテムを自分のキャラクタに移動させたとして検挙された神奈川県の中学生の事件もある。一方で、常時接続が普及してきているためか、他人のIDを使ったインターネットの不正利用は4件にとどまった。
警察庁では、サーバのセキュリティホール対策やパスワード管理の徹底(複雑化・定期的変更など)、安易なリマインダ登録などをしない、といった注意のほか、ネットカフェ端末など不特定多数が利用するPCではキーロガーが仕掛けられるおそれがあるとして、個人情報の入力などをおこなうサービスを使わないといった注意もおこなっている。