
 |
|

|
「iPod」と「iPod mini」はなぜヒットしたのか?――そして、わたしのライフスタイルを変えた
2004年10月1日
iPod(20GB)価格情報
iPod mini価格情報
 | | iPod(左)とiPod mini(右) |
9月17日にCCCDをいち早く導入したエイベックスが「CCCDの採用を弾力化する」という声明を発表したのは記憶に新しい。事実上の撤退と思っていいだろう。もう素晴らしい決定である。そのプレスリリースに「iPodに代表されるようなHDDミュージックプレーヤーのさらなる普及を予想しており、新しい音楽の楽しみ方に対応することも理由の1つです」としっかりiPodの名前が登場した。初代からのiPodユーザーとしては、やっとその存在を公に認めてもらったようで嬉しかったね。
ついでにいうと、9月30日にはソニー・ミュージックエンタテインメントも「ネットワーク認証型コピーコントロールCD“レーベルゲートCD”仕様の終了について」という発表をした。素晴らしい決定である。ほんと、時代が変わって不要になった公共事業もこのくらい潔く撤退してほしいもんだと思うくらい。
東芝EMIはまだ明示的な声明はないが、ここのところCCCDで出していた椎名林檎の新譜(ただしくは椎名林檎がボーカルの新バンド、「東京事変」のマキシシングルだが)がちゃんとした「CD」で発売されるなど、変化はあきらかに感じ取れる。
つまるところ、iPodの普及に伴って、iPodのような存在を否定するCCCD(だって、パソコンを使ってリッピングできないとiPodで音楽は聴けないのに、CCCDはリッピング自体を防ぐのだ)の立場がどんどんなくなったのだ。
おそらくCCCDを立ち上げたときはほんの少数派だと思われていた「デジタルポータブルプレーヤー」がここにきてグンと伸びてきたのが誤算だったのである。
なぜ誤算が起きたのか。それはiPodのせいだ。
●iPodやiPod miniはどれよりも馴染みやすく使いやすかった
なぜ「デジタルポータブルプレーヤー」が少数派にとどまると思われていたかというと、話は簡単。だってこの手のプレーヤーを使うのはすごく敷居が高いから。
何しろ、ほとんどの人にとってみれば「パソコンを持ってないとダメ」「いちいち音楽CDをパソコンにセットして読み込ませ、さらに聴きたい曲をプレーヤーに転送しなきゃ行けないので手間暇がかかる」「なんとなくパソコンは苦手」「いちいちパソコンを使わないといけないの?」というネガティブな感覚しか出てこないのだ。それを見ると、iPodだって一部の好事家のオモチャに見える。パソコンの普及率が上がっても、実際にパソコンでいろんな作業をしようという人はその一部だから、iPod的なデジタルプレーヤーが普及することはなさそう、と思うのも無理はないでしょう。
でもiPodは売れた。iPod miniも売れてる。なぜかっていうと、そういう「パソコンに対するネガティブさ」を全部ひっくり返すくらい使うのが簡単だったからだ。それこそ、CDからMDにダビングするよりずっと簡単なのだ。
そもそもiPodは初めてのデジタルオーディオプレーヤーじゃない。それ以前にいろんなメーカーから似た製品は登場してたし、音楽CDに入ってる曲をもっと圧縮率が高い形式でパソコンに取り込み、それを小型機器に転送して持ち歩いて聴こう、って発想は新しくもなんともなくて、iPod以前にもたくさんあった。
さらにいえば、最初のiPodはMac専用だった。Windowsでは使えなかったわけで、他社はiPodがMac専用だった時代に、それに追いつき追い越せるWindows対応製品を出すヒマはあったのだ。
でも結局、Windows対応のiPodが登場し、Windowsの世界でもiPodが一番人気のプレーヤーになったのである。
|




|
 |









|