【スピード速報(142)】アップレートも栃木が圧倒、関東勢が上位を独占 | RBB TODAY
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【スピード速報(142)】アップレートも栃木が圧倒、関東勢が上位を独占

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栃木県がダウンレートに続いてトップに輝いた。しかも、全都道府県で唯一の40Mbpsという高速であり、2位以下を大きく引き離した。2位には東京都が入り、3位の群馬県、4位の千葉県と関東勢が上位を占めた
  • 栃木県がダウンレートに続いてトップに輝いた。しかも、全都道府県で唯一の40Mbpsという高速であり、2位以下を大きく引き離した。2位には東京都が入り、3位の群馬県、4位の千葉県と関東勢が上位を占めた
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回は、先週の第141回「ダウンレートは地方上位で栃木がまたも首位——広がるスピードデバイド」にいただいた「アップレートではどうか」とのリクエストにお応えする。2009年4月7日〜4月13日の測定データのうち、測定場所の都道府県が解析できたものについて平均アップロード速度(アップレート)を算出した。

 図を見ての通り、栃木県がダウンレートに続いてトップに輝いた。しかも、全都道府県で唯一の40Mbpsという高速であり、2位以下を大きく引き離した。2位には東京都(26.2Mbps)が入り、3位の群馬県(25.8Mbps)、4位の千葉県(23.5Mbps)と関東勢が上位を占めた。地方勢では秋田県が22.8Mbpsで5位に、奈良県が21.2Mbpsで7位にランクインしたが、ダウンレートで突出した徳島県は13.3Mbpsで20位に沈み、島根県は3.31Mbpsで45位という極端な結果となった。

 さて、では1年前の第92回と比べてみよう。当時は20Mbps以上は7都県だったが、今回は9都県に増えた。しかし、第92回では5Mbps未満は7県だったのに対して、今回は8県に増えてしまっている。よって、前回分析したダウンレートと同様に、アップレートについてもスピードデバイド(速度格差)は縮まっていないことになる。

 しかし、最下位の岩手県の3.2Mbpsとトップの栃木県との差は12.4倍もの大差であるが、この比率は1年前の第92回でも13.6倍あったので、この数字だけを比較すると、アップレートのスピードデバイドは一概に「拡大している」とは断定できない。また、前回のダウンレートの場合とは異なり、地方における隣接県での速度格差はあまり見られない。アップレートのスピードデバイドの解消を願いつつ、今回低速だった各県を中心に今後の動向に注目したい。
《平野正喜》
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