米Google(グーグル)は現地時間11日午前10時(日本時間12日午前3時)、オフィシャルブログにおいて、同社のウェブブラウザ「Google Chrome」がベータ版から正式版へと移行したことを公表した。 ブログ記事によれば「Google Chrome」公開以来、ちょうど100日で、世界中の1000万人を超えるアクティブユーザに達し、14番目の更新を行ったという。そして11日に15番目のリリースが公開され、「ベータ版」の表記がとれることとなった。記事を投稿したSundar Pichai氏(VP, Product Management)とLinus Upson氏(Engineering Director)は、「非常に興奮している」とその感想を述べている。 「Google Chrome」正式版は、プラグイン(特にビデオ関係)の問題点が修正され、安定性が向上した。また起動、ページ描画などがさらに高速化。V8JavaScriptエンジンも各種ベンチマークで1.4〜1.5倍のスピードアップを記録した。とくにブックマークの管理機能、プライバシーコントロールの機能において、新しい方法が追加され、より取り扱いが簡易になったという。実際にインストールしてみたところ、インターフェイス面に大きな変更はないが、バージョン表記は「1.0.154.36」となっていた。 今後はフォーム入力の自動補完、RSS対応など、他ブラウザで取り扱い可能な諸機能をさらに追加していく予定だ。またMac版、Linux版とともにエクステンションのプラットフォームも開発中とのこと。
Googleとセールスフォース、戦略的グローバル・アライアンスを拡大〜クラウド環境のアプリ開発を支援する「Force.com for Google App Engine」発表2008.12.10(水) 10:23