【スピード速報】政令指定都市のダウンロード最速も千葉市、2・3位は横浜市と川崎市 | RBB TODAY
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【スピード速報】政令指定都市のダウンロード最速も千葉市、2・3位は横浜市と川崎市

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横軸の単位はMbps。政令指定都市17市の平均ダウンロード速度。参考値として東京23区の平均値も併記した。ダウン速度トップは66.3Mbpsの千葉市で、第112回でのアップ速度と同様に17市で唯一50Mbpsを超える圧倒的なスピードとなった
  • 横軸の単位はMbps。政令指定都市17市の平均ダウンロード速度。参考値として東京23区の平均値も併記した。ダウン速度トップは66.3Mbpsの千葉市で、第112回でのアップ速度と同様に17市で唯一50Mbpsを超える圧倒的なスピードとなった
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回は第112回「政令指定都市のアップロード最速は千葉市、2位は名古屋市」にいただいたリクエストにお応えして、政令指定都市17市の平均ダウンロード速度(ダウン速度)ランキングをご覧いただく。2008年10月7日〜13日の測定データから郵便番号が明示されていたものを対象に日本郵便のサイトで公開されている最新の全国郵便番号ファイルとの付け合せによって地域を特定し、政令指定都市17市からの分を抽出して、ダウンロード速度の平均値を算出した。また、参考値として東京23区の平均値も併記した。

 なお、当コラムでは地域をまたがる郵便番号についても考慮しているが「政令指定都市をまたがる郵便番号」は無い。

 図を見ての通り、ダウン速度トップは66.3Mbpsの千葉市で、第112回のアップ速度の場合と同様に17市で唯一50Mbpsを超える圧倒的なスピードであった。内訳を調べると、測定数と速度の両方で花見川区が千葉市を牽引しており、花見川区だけのダウン速度はなんと77.7Mbpsに達していた。また、美浜区も50.8Mbpsを叩き出しており、この2区が千葉市のみならず全国のダウン速度を引っ張り上げる存在となっている。

 ところが、同じ千葉市でも若葉区はその10分の1の5.1Mbpsと極端に低速であり第112回のアップ速度の場合に指摘したような「市内スピードデバイド」が懸念される。

 2位には横浜市が39.70Mbpsでランクインした。内訳を調べると、横浜市では測定数トップの旭区が千葉市花見川区に次ぐ70.3Mbpsに達しており、58.0Mbpsの都筑区、52.8Mbpsの瀬谷区と共に横浜市を引っ張り上げている。しかし、横浜市にも「市内スピードデバイド」が有り、金沢区は8.3Mbps、南区は10.9Mbpsに留まっている。

 これに対して、横浜市と僅差で3位の川崎市(39.67Mbps)は「市内スピードデバイド」がほとんど無い。最速が川崎区で61.4Mbps、最遅が幸区で23.9Mbpsでその差は3倍に満たなかった。しかし、これまた僅差で4位のさいたま市(39.57Mbps)は「市内スピードデバイド」が大きく、最速の北区の53.7Mbpsと最遅の桜区の4.0Mbpsで13倍もの差が出てしまった。

 さて、その他の各都市だが、浜松市(11.1Mbps)、福岡市(13.7Mbps)、新潟市(16.4Mbps)の遅さが気になる。特に浜松市と新潟市は計測データ数が小さく、最多である横浜市の23分の1、参考値である東京23区の57分の1の計測数になっている。人口比率は4〜10倍程度しかなく(横浜市は365万人、東京23区は872万人、浜松市は83万人弱、新潟市は80万人強)、もっと多くの測定データが得られていたら違う結果になったかもしれない。今後も多くの方の測定へのご協力をお願いする。また、このような地域別集計は郵便番号が明示されたデータでしか行えないため、測定時には郵便番号を是非とも記入してくださいますようお願いしたい。
《平野正喜》
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