【スピード速報】政令指定都市のアップロード最速は千葉市、2位は名古屋市 | RBB TODAY
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【スピード速報】政令指定都市のアップロード最速は千葉市、2位は名古屋市

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横軸の単位はMbps。政令指定都市17市の平均アップロード速度。参考値として東京23区の平均値も併記した。アップ速度トップは54.4Mbpsの千葉市で、17市で唯一50Mbpsを超える圧倒的なスピードである
  • 横軸の単位はMbps。政令指定都市17市の平均アップロード速度。参考値として東京23区の平均値も併記した。アップ速度トップは54.4Mbpsの千葉市で、17市で唯一50Mbpsを超える圧倒的なスピードである
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回は第109回「寅さんもビックリ!?葛飾区が東京23区のアップロード速度トップ」にいただいたリクエストにお応えして、政令指定都市17市の平均アップロード速度(アップ速度)ランキングをご覧いただく。2008年9月9日〜15日の測定データから郵便番号が明示されていたものを対象に日本郵便のサイトで公開されている最新の全国郵便番号ファイル(12万件)との付け合せによって地域を特定し、政令指定都市17市からの分を抽出して、アップロード速度の平均値を算出した。また、参考値として東京23区の平均値も併記した。

 なお、当コラムでは地域をまたがる郵便番号についても考慮しているが「政令指定都市をまたがる郵便番号」は無い。

 図を見ての通り、アップ速度トップは54.4Mbpsの千葉市で、17市で唯一50Mbpsを超える圧倒的なスピードである。内訳を調べると測定数と速度の両方で花見川区が千葉市を牽引しており、花見川区だけのアップ速度はなんと75.1Mbpsに達していた。花見川区は第101回「アップ最速市区町村は千葉市花見川区、2、3位は東京都の府中市と葛飾区」で紹介したとおり、全国有数の高速地域であり、千葉市のみならず全国のアップ速度を引っ張り上げる存在と言えよう。

 2位には名古屋市が31.7Mbpsでランクインした。名古屋市内では天白区が48.6Mbpsで最速であり、次点の北区(45.2Mbps)と共に市全体のアップ速度を引き上げている。なお、同じ名古屋市でも中村区は0.7Mbpsと極端に低速であり「市内スピードデバイド」が懸念される。

 3位のさいたま市(26.7Mbps)のランクインには、65.0Mbpsと高速だった北区が大きく貢献している。さいたま市の場合も「市内スピードデバイド」があり、県庁と市役所のある浦和区が4.9Mbpsという低速に留まった。商業の中心である大宮区が43.0Mbpsと高速であることから明暗を分けている。

 これらに対して、広島市、福岡市、大阪市のアップ速度は10Mbpsに満たなかった。広島県については、第54回「《中国地方特集フォロー》トータルでは広島だが、光ダウンは鳥取・島根、光アップは岡山が速い」で紹介したとおり中国地方の中では高速で知られており、今回の広島市の7.4Mbpsという低速は一時的なものなのかもしれない。今後もフォローしていこう。また、このような地域別集計は郵便番号が明示されたデータでしか行えないため、測定時には郵便番号を是非とも記入してくださいますようお願いしたい。
《平野正喜》
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