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【導入事例】「自社製品の強みを自力で発信したい」生産財メーカーならではのWeb活用にアイオーWebパイロットを採用――マックスレーン株式会社

 土木・建築資材メーカーのマックスレーン 代表取締役の坂本義雄氏は、自らアイオーWebパイロットを使用して、自社のホームページの更新・改善に取り組んでいる。そこには、「間違いがなければそれでいい」という感覚のまま、すっかり古びたイメージが定着していた自社サイトに対する、大いなる反省とチャレンジ精神が溢れていた。

■環境、省エネ、リサイクル、etc. 「快適な水環境の創出」製品をWebでPR

マックスレーン代表取締役の坂本義雄氏
マックスレーン代表取締役の坂本義雄氏
 マックスレーンは、大阪 箕面市にある土木・建築資材メーカーだ。1990年(平成2年)に会社設立して以来、「快適な水環境の創出」をテーマとし、公共事業や大規模施設で活用されるような暗渠(あんきょ)排水管、雨水貯留浸透施設や汚水処理システム、さらには水質浄化と景観改善のための水生植物など、幅広い生産財を扱っている。特徴的なのは、自社生産設備をもたないメーカー、いわゆるファブレスとしてアイデアで勝負する気鋭企業という点だろう。

 ファブレスでは、生産は外部に委託し、代理店を使って全国販売する。マックスレーンの場合は、公共事業対象の商品が中心となっているため、役所や設計コンサルタントへの技術説明が必要となるわけだが、「インターネットで自社技術の優位性など、ある程度説明が行えれば」という考えから、生産財に関わる企業として、かなり早い段階からホームページ開設に取り組んだという。具体的には1998年頃に、ホームページ作成ソフトを手探りで使い最初のホームページを開設。そのころはまだインターネット自体が黎明期で、名刺にURLを掲載する企業がようやく増えてきた時代だった。

【左】暗渠排水管の最高峰と自負する、目詰まりしにくい排水管「マックスドレーン」。その特徴や施工の模様はWebで公開されている/【右】巨大なプラスチックカゴのような滞水材。地下に埋めることで、流出抑制、防災備蓄用水・景観用水としての雨水利用を可能とする

 「製品の採用のためには、商品の魅力をピーアールすることが当然必要になります。しかし、当時は建築業界と役所の癒着が社会問題になりつつあり、頻繁に役所へ出入りして自社の技術や製品の説明を行うというこれまでの営業スタイルを見直す必要を感じていました。私どもはあくまでメーカーとして、アイデアや機能を中心に勝負したいのに、提案の機会が減少すれば商品の卸し業者などと同じように見られてしまう。そこで、一線を画するために、ホームページを活用した情報発信の強化に取り組もうと考えたわけです」と、同社代表取締役の坂本義雄氏はその背景を説明する。

【左】マックスレーンのホームページ/【右】いつでもなんでも気軽に話のできるワーキングスタイルが、頭脳勝負のファブレスの強み。談笑のなかから新製品のアイデアが生まれることも

■「ちょっとしたWebの更新」ほど、個人業者や中小企業は対応に悩んでいる

 1998年頃に初めて開設した自社サイトはホームページ作成ソフトでの立ち上げであったことから、企業サイトとしての風格、体裁などクオリティが不十分と感じていたため、2001年には外部のデザイン会社に依頼してサイトの全面リニューアルを実施した。会社概要や主力商品説明の掲載など、企業サイトの体裁もほぼ整った。が、坂本氏には、いくつかの不満が残った。

 「企業サイトとして見栄えの良いサイトが完成したのは良かったけれど、以前に比べて自分たちでの更新がしにくくなってしまったのです。もちろん、デザイン会社に依頼すれば、更新を行ってくれますが、ちょっとした新情報や施工事例の追加、型番の変更などで、デザイン会社にいちいちお願いするのは大変に面倒に感じます。また、生産財は消費財とは異なり、どんどん新商品が現れるというものではありません。そのためそう頻繁にサイトの更新は行う必要がないというのが土木・建築資材を扱う生産財メーカーとしての一般的な考え方でした。そんな中で当社のホームページについても、“間違いさえなければいい”という感覚でついそのままにしていました。

 こうしてサイトを据え置きのままにしていたら、自社製品の強みをWebを通じて発信していくという自社サイト開設の目的はおざなりになり、すっかり新鮮な情報や素材への更新を行わなくなったことで、あっという間に古いイメージのサイトになってしまっていたのです」と、“外部業者を使った更新に煩雑さを感じる点”と、そのために“更新が途絶えがちになり、サイトが古くなる点”に不満を感じたのだった。

 また、サイトが完成形となったことで、製品ジャンルやメニューの追加といった大がかりな変更を行いにくくなってしまった。新商品を販売した際には、既存のサイトではなくわざわざ別サイトを作り、そこに新規ページを都度開設する形をとっていたが、情報の分散もさることながら、やはり更新のしにくさはそのままで納得が行くものとはならなかった。こういう状況を自力解決しようと、再度ホームページ作成ソフトなどもいくつか導入してみたが、「今度はソフトの使い方がわかりにくい。私はワードやエクセルなどは普通に利用していますが、ホームページ作成ソフトは、独自の用語やルールが多く、今ひとつピンと来ませんでした。特に手元のデータを修正してサーバーにアップロードする、というのが感覚的に使いづらい。文書と同じように、サイトを直接編集できるようなソフトがないものかと思っていました」と坂本氏は語り、“専用ソフトの敷居が高い点”に加えて、“ホームページ更新作業自体がわかりにくい点”についても不満を感じたのだった。

マックスレーンの事業内容について説明する坂本氏。社長自ら「アイオーWebパイロット」の導入を検討したという

 たしかに、こうした「ちょっとした更新」ほど、個人業者や中小企業は対応に悩んでいるはずだ。

■機能、料金、要望、担当者スキル、すべての不満を解決した「アイオーWebパイロット」

 すでにあるホームページは、当然そのまま資産として活用したい。その一方で、更新作業にはさまざまなハードルがある。こうして、複数の対応策を検討した中から最終的に出会ったのが、『アイオーWebパイロット』だったという。

 「アイ・オー・データ機器のサイトで、体験デモが公開されていたので、たまたま使ってみたところ、もっとも自分の利用像に近かったんです。比較的簡単に『いま目の前に表示されている自社サイトを直感的に更新できる』というのが、もっとも魅力的に映りました」

 ただし、導入を即決したわけではなく、再度デザイン業者やWeb制作業者に依頼する方向も検討したと、坂本氏はその経緯を明らかにしてくれた。

 「最近の企業サイトは、ブログの体裁を利用したり、CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)を利用したりして、自社で更新ができるようなシステムが多いですよね。複数のWeb制作業者がそういったシステムのほうを勧めたりもしたのですが、契約期間が定められていたり、料金が割高だったりで、私のほうの要望とはマッチしない。そういうわけで導入に至りませんでした。機能と料金、現在の状況と今後やりたいこと、担当者つまり私のPCスキル、これらをもっともバランスよく解決してくれそうだったのが、『アイオーWebパイロット』でした」

坂本氏自らWebパイロットを使い、自社サイトの更新を行う。今後は、動画なども活用して自社製品の性能をピーアールしていく計画だ

■Webパイロット導入で自社サイトに対する認識そのものが変わった

 こうして、マックスレーンでは、『アイオーWebパイロットエディタ』を導入し、ホームページの編集・作成・管理を行う方式に切り替えた。

 「導入がとにかく思った以上に簡単でした。専用ソフトのインストールなども不要だったし、使うときはUSBキーを差し込むだけ。キーが本当に鍵になっているみたいで、非常に安心感につながっています。とにかくわかりやすいと思いました」とのこと。ちょっとした変更も臆することなくトライでき、万が一間違った場合にも、履歴保存・復元機能で元に戻せるのも大きな安心感につながっているという。

Webパイロットでは、専用USBキーをセットして認証したパソコンでのみ、作成・編集ができる。「わかりやすさが安心につながっている」と坂本氏

 そして実際に使ってみて、業者がすでに作ったデザインはそのままで、内容の更新を簡単に行えることで、飛躍的にハードルが下がったのを、坂本氏は感じたという。

 「ワードの文書を編集する感覚で、意図どおりに、語句の訂正や画像の差し替えがいつでもできますよね。そういう感覚であらためて自社サイトを見ると、変更したい部分が具体的になった。漠然としていた“やりたいなあ”が“ここをこう改善してみよう”になった」と坂本氏。施工事例をデジカメで撮って掲載する、より詳しい文書をPDFデータとして閲覧可能にする、製品に関する計測値や各種認定を最新情報に差し替える、現在掲載されていない新商品のページを追加する、個人向け問合せページを設置するなど、Webサイトを「デジタルパンフレット」として最大限に活用していきたい考えだ。さらには、性能実験のようす、製品施工のようすなどをムービーとして配信できれば反響が大きそうだ、と坂本氏のアイデアは尽きない。

マックスレーン代表取締役の坂本義雄氏(右)と水環境プロデューサーで営業技術部長の吉村晃氏(左)、大阪府の本社前にて
(冨岡晶@RBB 2008年5月13日 16:34)
キーワード: アイ・オー・データ

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