11日、象印マヒービンは、サミーネットワークスが開発したmuPassを搭載した真空内釜圧力IH炊飯ジャーを発表した。発売は5月11日からの予定。 この炊飯ジャーは、muPassチップを搭載しており、携帯電話の赤外線通信を使うことでデータのやり取りが可能になっている。やりとりできるデータは、タイマーセットや炊き上がりのお知らせ音、炊飯ジャーの調理メニュー(プログラム)などだ。つまり、お知らせ音を好みのメロディーに書き換えたり、おかゆや炊き込みご飯、ケーキなどの調理プログラムを追加転送できるということになる。 携帯電話から送信するデータは、muPassの専用サイトにアクセスする。ここで、必要な音楽やメニューを携帯電話にダウンロードし、赤外線通信で炊飯ジャーに転送するというちょっと変わった製品だ。現状では、専用サイトにアクセスしなければならないが、APIなどがもう少しオープンになれば、ユーザーの作成したデータを転送したり、多様なサービスが開発されるかもしれない。