【スピード速報】名古屋サーバ計測トップのコミュファ——平均58.4Mbps | RBB TODAY
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【スピード速報】名古屋サーバ計測トップのコミュファ——平均58.4Mbps

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横軸の単位はMbps。2つの測定サーバそれぞれの測定シェアトップ10のキャリアについて平均ダウンロード速度を算出した。実際のキャリアのシェアを反映しているわけではないが、大手町サーバはシェア2位のKDDI(ひかりone)がトップ、名古屋サーバでは中部テレコミュニケーション(コミュファ)がシェアでは5位ながら最高速であった
  • 横軸の単位はMbps。2つの測定サーバそれぞれの測定シェアトップ10のキャリアについて平均ダウンロード速度を算出した。実際のキャリアのシェアを反映しているわけではないが、大手町サーバはシェア2位のKDDI(ひかりone)がトップ、名古屋サーバでは中部テレコミュニケーション(コミュファ)がシェアでは5位ながら最高速であった
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は40万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回はリクエストにお応えして「計測サーバごとに各キャリアのダウンロード平均速度(2007年通年版)」をお届けする。スピード計測をご利用の方はご存知のように、計測には東京・大手町と名古屋の2つのサーバがあり、どちらかを選べるようになっている。そこでそれぞれのサーバについて2007年1月1日〜12月31日の測定データを用いて、キャリアにおけるシェアトップ10を求めた。そして、キャリアごとに平均ダウンロード速度(ダウン速度)を算出した。

 図を見ての通り、大手町サーバではシェア2位のKDDI(ひかりone)が54.6Mbpsでトップとなっている。これに対して、名古屋サーバでは中部テレコミュニケーション(コミュファ)がシェアでは5位ながら圧倒的に速く、大手町サーバのひかりoneをも超える58.4Mbpsで最高速であった。

 さて、前述の通り、スピード計測をご利用の方は大手町サーバ、名古屋サーバのどちらを選んで計測しても構わない。そのため、両方で試す方も多いようで、名古屋サーバ最速のコミュファは、大手町サーバでも計測シェア10位であり、ダウン速度ではひかりone、USENに続く36.9Mbpsでダウン速度3位に食い込んでいる。これに対して、大手町サーバ最速のひかりoneも名古屋サーバでダウン速度3位に入っているが、大手町サーバにおけるコミュファの速度を下回っている。コミュファが両サーバにおいて優位性を見せていると言えよう。

 なお、大手町サーバ計測シェアトップのNTT東日本は名古屋サーバでも3位だが、ダウン速度では本拠地に近い大手町サーバが上回った。ところが、名古屋サーバ計測シェアトップのNTT西日本は大手町サーバでも4位で、ダウン速度では本拠地から遠い大手町サーバが上回っている。また、ケイ・オプティコムも名古屋サーバより大手町サーバの方が速い。近畿圏に計測サーバがないことが理由だと思われるが興味深い結果である。

 ちなみに、シェア200位までを対象とすると、大手町サーバの最高ダウン速度はシェア17位の厚木伊勢原ケーブルネットワーク(神奈川県厚木市)で64.5Mbpsだった。今後、測定数が増えればひかりoneを脅かす存在になるかもしれない。これに対して、名古屋サーバについては、シェア200位までを対象としてもコミュファがトップであり、名古屋においてコミュファが圧倒的に強いことがわかる。

 シェア200位以下は測定データ数が小さいので参考値として扱うが、大手町サーバでは今治CATV(愛媛県今治市)が69.7Mbpsを。名古屋サーバではコミュニケーションネットワーク余呉(滋賀県伊香郡余呉町)が64.5Mbpsを記録している。この2社についても今後の測定数アップに期待したい。

 そして、既報の通り、KDDIは中部テレコミュニケーションの買収を正式発表している。ひかりoneとコミュファがそれぞれの守備範囲を超えてどういう展開を見せてくれるのかに注目したい。
《平野正喜》
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