ユーザが抱く携帯キャリアのイメージ、その“三角関係”とは!?〜ネットエイジア調べ | RBB TODAY
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ユーザが抱く携帯キャリアのイメージ、その“三角関係”とは!?〜ネットエイジア調べ

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 モバイルリサーチを展開するネットエイジアは27日に、「ケータイキャリアイメージ」についての自主調査の結果を公表した。

 1月18日〜21日の期間、全国のケータイユーザを対象に実施したもので、466名から回答が寄せられた。年代別内訳は15歳〜19歳32.8%、20歳〜24歳20.4%、25歳〜29歳13.3%、30歳〜34歳15.5%、35歳〜39歳18.0%で、性別は男性48.9%、女性51.1%。キャリア内訳はNTTドコモ51.7%、au35.0%、ソフトバンク13.3%となった。

 調査は「ケータイユーザが抱くキャリアイメージもこれまでとは違った傾向が現れ始めている」として、携帯ユーザに対して、自社・他社の携帯キャリアのイメージを問う内容となっている。調査方法としては、キャリアイメージとして「信頼できる」「トレンド」「チャレンジャー」「実用的」「企業努力をしている」「かっこよい」「かわいい」「国際的」など10の選択肢を用意し、もっとも当てはまると思うイメージを回答してもらった。

 まずドコモについては、ドコモユーザ自身による「信頼できる」との回答が圧倒的に多く74.4%、続く「トレンド」は5.9%で大きく差が出ている。ただし前回調査(2007年8月)との傾向は大きく変化していない。auユーザから見たドコモイメージは、「信頼できる」が44.5%。前回調査では29.6%の比率であり15ポイント上昇している。以下「トレンド」14.6%、「かっこよい」10.4%、「チャレンジャー」7.3%となっている。ソフトバンクユーザでは、「信頼できる」が43.6%、次いで「かっこよい」17.7%、3位「実用的」12.9%となっている。前回調査と比較するとドコモユーザ以外で「信頼できる」との回答が増えていることが目立つ。

 次にauのキャリアイメージだが、各キャリアのユーザでイメージがわかれる結果となった。auユーザ自身は、「信頼できる」という回答が61.5%と多く、「チャレンジャー」9.5%、「実用的」5.9%となっている。「トレンド」との回答が4.7%で前回と比べ半分以下のポイントとなった。ドコモユーザのauイメージは、「信頼できる」23.9%、「チャレンジャー」22.9%、「トレンド」14.3%と拮抗。ソフトバンクユーザは「トレンド」が24.2%でトップ、次いで「チャレンジャー」21%、「信頼できる」が17.7%となった。

 ソフトバンクに関しては、自社含め3キャリアユーザとも「チャレンジャー」のイメージが色濃いことは前回調査と変わらないが、自社ユーザで「信頼できる」との回答がアップしたことが特徴的だ。ソフトバンクユーザの回答は、「チャレンジャー」が40.3%、次いで「信頼できる」との回答が32.3%(前回20.8%)。ドコモユーザが抱くソフトバンクのイメージは、「チャレンジャー」48.6%、2位は「信頼できる」11%、「企業努力をしている」9.4%が上位。auユーザの回答は、「チャレンジャー」50.6%、次いで「トレンド」9.8%、「国際的」8.5%となっている。

 CMイメージについては、各キャリアとも「印象に残る」がトップ回答だが、それ以外では前回調査と同じく、ドコモが「お金がかかっている」、auでは「伝えたいことがはっきりしている」、ソフトバンクで「面白い」との回答が上位で、キャリアのCMイメージに差が出る結果となった。

 イメージ調査でもあるし、明確に有意な数値結果が出ているわけではないため一概には言えないが、相対的に目立つものをピックアップすると「ドコモは、自社ユーザ・他社ユーザともに非常に信頼されており、とくにソフトバンクユーザからかっこよいと思われている。企業努力については微妙」「auは、他社ユーザからはトレンディなチャンレンジャーと思われているが、auユーザ自身は思っていない。実用性の評価が全体的にイマイチ」「ソフトバンクは、自他共に認めるチャレンジャーだが、ユーザ全体からの信頼は薄い」といった捉え方はできそうだ。
《冨岡晶》
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