BCNは26日、同社ランキングデータをもとに「インクジェットプリンタ」の販売動向を発表。それによると、商戦前哨戦となる11月の販売台数は前年同月比で90%台にとどまり、需要は鈍いことが分かった。一方、A4以下の小型プリンタの需要は上昇し、台数構成比率で8%を突破した。 11月の販売台数は前年同月比で91.5%にとどまった(図表1)。マルチ機能に対応したMFPとシングル機能のSFPの台数構成比率はここ数か月、ほぼ2対1で推移。11月はMFPが66.3%を占めた。 11月の販売単価はMFPが2万1000円、SFPが1万7000円で、いずれも新モデルが登場したことで10月以降、単価がアップしている(図表2)。11月の台数伸び率は、2L版/A6/ハガキ対応モデルが105.6%と唯一伸びを示したが、A4とA3モデルはいずれも前年同月を下回った。