セイコーインスツルは5日、外国語学習用の電子辞書「SR-E6000」シリーズの新ラインアップとして、中国語用モデル「SR-E6000CN」、韓国語用モデル「同KR」、スペイン語用モデル「同ES」、イタリア語用モデル「同IT」の4製品を発表した。いずれも価格はオープンで、予想実売価格は35,000円。12月中旬発売。 今回発表された製品は、今春に発売した英語学習用の電子辞書「SR-E6000」に、同社のシルカカードレッドの外国語カードをセットしたもの。SR-E6000の主な仕様として、5.1型液晶ディスプレイ、スピーカー、58キーQWERTY配列キーボードなどを搭載するほか、本体にシルカカードレッド対応のカードスロットを装備しており、外国語コンテンツを追加できる。また、日本語を手がかりに英語例文を検索できる「日本語キーワード例文検索」を搭載するほか、ネイティブスピーカーがしゃべる音声データをMP3方式で再生する「ネイティブ音声」と、アルファベットの文字データから音声を再生し読み上げる「TTS（Text-to-Speech）合成音声」の2種類の音声機能に対応する。 SR-E6000CNの主な仕様として、中国語の親字や熟語の発音を聞きながらピンイン（中国語音のローマ字および声調での表記）入力する「中国語聴き打ち（ディクテーション）」機能や、ピンインのあいまいな発音入力でも、候補を絞込み検索できる「ピンインスペルチェック」機能を搭載。収録コンテンツは小学館の「中日辞典 第2版」「日中辞典 第2版」と、「中国語 新語ビジネス用語辞典」Ver.2.1（大修館書店）、「ブルーガイドわがまま歩き旅行会話 中国語＋英語」（実業之日本社）の4冊。 SR-E6000KRは、ハングルが簡単に入力できる「ハングル選択入力方式」「2ボル入力方式」を搭載。収録コンテンツは小学館の「ポケットプログレッシブ韓日・日韓辞典」「プログレッシブ単語帳 日本語から引く知っておきたい韓国語」と、「ブルーガイドわがまま歩き旅行会話 韓国語＋英語」（実業之日本社）の3冊。 SR-E6000ESは、不規則変化形や複数形、過去形など語形変化した単語の原型を呼び出せる「変化形検索」と、指定した文字を、コンテンツを超えて候補を列挙し、選択したコンテンツの候補で引きなおせ、同時に例文も検索できる「ジャンプ検索」の2種類の検索機能を装備。収録コンテンツは白水社の「現代スペイン語辞典 改訂版」「和西辞典 改訂版」と、）、「Easy Learning Spanish Dictionary」（ハーパーコリンズ）、「ブルーガイドわがまま歩き旅行会話 スペイン語＋英語」（実業之日本社）の4冊。 SR-E6000ITは、SR-E6000ESと同様に「変化形検索」「ジャンプ検索」の2種類の検索機能に対応。収録コンテンツは小学館の「伊和中辞典 改訂第2版」「和伊中辞典 初版」と、）、「Easy Learning Italian Dictionary」（ハーパーコリンズ）、「ブルーガイドわがまま歩き旅行会話 イタリア語＋英語」（実業之日本社）の4冊。 そのほか、4製品共通の仕様として、電源は単4形電池×2で、連続表示時間は約90時間（アルカリ電池使用、シルカカード非装着時）。本体サイズは幅142.3×高さ109.5×奥行き12（〜23）mmで、重さは270g。
カセットテープ音源をPCに保存できるUSBカセットプレーヤー
