ソフトバンクモバイルは22日、冬商戦向けの携帯電話を発表した。ソフトバンクモバイルの代表取締役社長である孫正義氏は「『プレミアム』感を醸し出す品揃え」とアピール。また、「Yahoo！検索」の改良、WMA対応の音楽配信「S！ミュージックコネクト」も発表された。 「デジカメがいらない」というほどのカメラ機能を搭載したモデルは、「PHOTOS SoftBank 920SC」だ。カメラ機能では、光学3倍ズーム、オートフォーカス、キセノンフラッシュ、手ぶれ補正、ディスプレイには同社では初めて有機ELを採用している。 「SoftBank MIRROR 821P」は、「女性が自分の化粧を直せるくらい」とするほどのミラーパネルを採用。女性をターゲットにしておりデザインだけではなく、爪が長くても簡単に開けるようにしたワンプッシュオープンと、押しやすいボタン「WaveTileKey」を採用する。 AQUOSケータイにも新モデルが追加された。「SoftBank 820SH」は、3インチのフルワイドVGAディスプレイを搭載しているが、厚さを18mm、重さを約123gにまで小型化したモデル。「薄さと画面の大きさを両立させた本物のテレビ」とする。また、下位モデルのAQUOSケータイ「SoftBank 822SH」も発表された。 そのほか、屋外でも見やすいディスプレイを搭載した「SoftBank 920T」、女性向けの「820P」、ステンレスを採用した「THE PREMIUM 820SH」、ワンセグ搭載携帯電話としては世界でもっとも薄い12.9mmを実現した「THE PREMIUM 821SH」、文字が大きく見やすい「GENT 812SH s II」がラインナップされている。 さらに「キャラケー」と命名された、キャラクター携帯電話も発表された。これまでのキャラクター携帯電話は、待ち受け画面や着せ替えパネルなどによって、携帯電話の各所にキャラクターが描かれてきた。しかし、ソフトバンクでは、これを充電器やパッケージにまで広げた。「単に着せ替えをするだけではない」だととする。 その中でも目を引くのが、機動戦士ガンダムのキャラクターであるシャア・アズナブルをモチーフにしたシャア専用ケータイ「913SH G TYPE-CHAR」だ。携帯電話のデザインはもとより、充電器がシャアが搭乗したモビルスーツ「MS-06S シャア専用ザクII」の頭部のデザインとなっている。「充電をするのが楽しくてたまらい」といものだ。 キャラケーには、そのほか、ハローキティ、スヌーピー、デビルマン、天才バカボンなどのキャラクターのほか、m-flo、T.M.Revolution、DJ OZMAなどのアーティストをデザインしたモデルも登場する。 これらの新モデルは、11月中旬から、順次、発売される。 ソフトバンクモバイル向けに提供されている「Yahoo！検索」において、ユーザが求めている検索結果を推測し、上位に表示するという改良も発表された。本日より提供されている。これまでは、キーワードを入力すると該当するWebサイトが一覧で表示されるだけだった。今回の改良では、たとえば「六本木 ミッドタウン」と入力すると検索結果一覧の最初に地図が、「上戸彩」とすると着うたを提供しているWebサイト、「しし座」とすると占いの結果がそれぞれ表示されるようになった。 なお、モバイル向けのYahoo！検索は、ソフトバンク以外の携帯電話でも提供されているが、今回の改良についてほかへの対応に関して、孫氏は明言を避けた 「S！ミュージックコネクト」は、WMAに対応した音楽配信サービス。920SH、820SH、821SH、822SHに対応。mora winなどで提供されているDRM付きのWMA楽曲が同社の携帯電話にて再生できるようになる。
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