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独占インタビュー! 木下あゆ美が語る「真木栗ノ穴」の魅力

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真木栗ノ穴
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 2008年春に全国公開予定の「真木栗ノ穴」。原作は山本亜紀子のホラー小説「穴」(角川ホラー文庫刊)。この作品が、20日から開催される第20回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」に公式出品される。

 築40年の安アパートで暮らす作家の真木栗勉は、ある日、部屋の壁に、隣室を覗き見ることができる2つの穴を発見する。ひとつの穴からは若い男の部屋が見え、もうひとつの穴からは若い女の部屋が見えた。真木栗は毎日のように穴から女の生活を覗き、彼女の虜になっていった。

 今回、西島秀俊が演じた真木栗勉の担当編集者・浅香成美役を演じた、木下あゆ美に独占インタビューを行った。映画の見どころや撮影中のエピソード、さらに今後の展望について語ってもらった。

——まずは木下さん演じる浅香成美の役どころについて教えて下さい。

成美は、作家の真木栗を担当する新人編集者なのですが、初めは仕事に対して本当にやる気のない、ダメな女の子なんです。人に会う時にも愛想よく振る舞おうとはしないので、そういう部分は共感できなかったですね。目の前にある仕事に対し、なぜもっと一生懸命頑張らないのか、理解できなかったです。それが真木栗のもとへ原稿をもらいに通ううちに、少しずつ評価されるようになり、やる気を出していきます。

——役作りをする上で意識したことはありますか。

監督からは、とにかく「自然体で演じるように」と言われていたので、そこを意識して演じました。これまでに私が演じてきた役は、キャラクターの強いものが多く、役作りが必要なものがほとんどでした。普段の自分のまま演じる、という役は今回が初めてだったので、最初は戸惑いましたね。

——撮影現場の雰囲気について教えてください。

深川(栄洋)監督はとても温厚な方だったので、撮影現場の空気は常にゆっくりと流れているように感じました。撮影中に急かされるということはなく、ひとつのシーンをじっくり撮影できたので、精神的にとても余裕がありました。撮影が行われた鎌倉も、ゆったりとした時の流れを感じる場所だったので、セッティングの待ち時間などもあまり苦にならなかったですね。気がつくと、勝手に時間が過ぎているという感じでした。鎌倉は緑がたくさんあり、神秘的で本当に美しい場所でした。

——主演の西島秀俊さんと共演された感想を聞かせてください。

真木栗という役は、西島さんに本当にぴったりでした。役を作っているという様子でもないのに、真木栗を通して西島さんの魅力が映画全体ににじみ出ています。西島さんはいつも自然体の方で、一緒にいても気を使うことがなく、とてもリラックスできました。撮影の合間なども、ふと気がつくと横で眠っていたりして。「あまり寝ていないんですか」と尋ねたら「僕はどの映画の撮影でも、現場に来るといつも眠くなっちゃうんだよね」と言われました(笑)。西島さんから言葉で具体的なアドバイスをもらうということはなかったのですが、現場での役者としての佇まいを目で見て学びました。私もなるべく自然体でいようと思ったのですが、現場には日々違うスタッフが入れ替わりでいますし、やはり緊張しましたね。そんな中で自分のペースを守っていた西島さんは本当にすごいなと感心しました。もしかしたら意識して、自然体でいる努力をされているのかもしれませんね。

——今後、挑戦してみたい役はありますか?

もう一度、今回のように、あまり作り込まずに演じられる役に挑戦したいです。自然体で演じるコツをつかみかけたので、次はちゃんとモノにしたいですね。今回の作品で言えば、粟田(麗)さんが演じられた佐緒里のような役にも挑戦してみたいです。佐緒里は本当に魅力的な女性です。浴衣を着ているシーンがあるのですが、はだけているわけでもないのに色っぽいんです。とてもセクシーだけど、それでいていやらしさを感じない。佐緒里を演じた粟田さんからは大人の女性の魅力を感じました。

——最後にファンの方へ、メッセージをお願いします。

不思議な雰囲気のある映画なので、怖い作品に思われるかもしれませんが、要所要所でクスリと笑える部分もあり、いろいろな方に楽しんでいただけると思います。私も成美のように、これからもどんどん成長していきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

 ネオが運営するPC向けブロードバンド映像配信ポータル「ミランカ(R)」では、「メイキング・オブ真木栗ノ穴」を配信中。深川栄洋監督の紹介からクランクインまで、ほかでは見られない撮影現場の映像を公開する。
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