日本の正社員5,000人が考える「理想の上司」は「放任より率先」〜アンケート結果発表 | RBB TODAY
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日本の正社員5,000人が考える「理想の上司」は「放任より率先」〜アンケート結果発表

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上司のリーダーシップスタイルに関して特に評価が高い項目
  • 上司のリーダーシップスタイルに関して特に評価が高い項目
  • 部下のモチベーションが高い上司のリーダーシップの特徴
 マネジメントベースは20日、日本の企業・法人に勤める正社員5,049名を対象に「上司のリーダーシップ」に関して実施した意識調査の結果を公表した。

 2007年2月末に実施されたもので、部下から見た直属の上司のリーダーシップについて、「評価の程度や内容」「部下が転職を考えてしまう上司のタイプ」「部下のモチベーションを高める上司のタイプ」について分析されている。

 「あなたの上司はリーダーシップが強い」に対する回答割合は、5段階中「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」と肯定的に回答した人の割合が37.8%、逆に、否定的に回答した人が28.8%だった。「リーダーシップが強い」に肯定的に回答した人たちは、「自ら率先して目標達成に向けて最後まで挑戦する【率先して挑戦】」「仕事を通じて部下の育成に努める【部下育成】」「組織の目標や方針を明確に伝える【方針伝達】」といった点を高く評価した。

 その一方で、「あなたは転職を考えることがある」に対して「あてはまる」と回答した23.0%の人たちが、直属の上司について「仕事の分担や調節を適切に実施【調整実施不足=放任】」「職場がチーム一丸となるよう働きかける【チームワーク志向欠如】」「仕事の計画・分担を示し的確な指示【的確指示不足=放任】」といった点にとくに強く不満を感じていることが明らかとなった。

 そして「あなたは今の仕事に対してモチベーションが高い」に対して「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」と肯定的に回答した32.8%の人たちが、「自職場の仕事の価値や重要性を説く 【ビジョン・ミッション共有】」「組織の目標や方針を明確に伝える 【方針伝達】」「人間的に尊重できる 【人間的魅力】」といった点を高く評価しているという結果になった。

 これらから、「放任」や「チームワーク志向欠如」は上司として厳禁。部下のモチベーションを低下させ転職を招いてしまうと推察できる。貴方が上司であるなら、基本的な管理業務が放任状態になっていないか、部下に対する育成や配慮等のケア不足していないかを確認する必要があるだろう。逆に部下のモチベーションを高めるには、仕事の意味や価値をしっかりと説明してやり、ビジョンを共有することが有効であると考えられる。
《冨岡晶》
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