アップル、ビデオ制作用アプリケーションスイート「Final Cut Studio」を大幅アップグレード | RBB TODAY
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アップル、ビデオ制作用アプリケーションスイート「Final Cut Studio」を大幅アップグレード

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Final Cut Studio 2
  • Final Cut Studio 2
 アップルは16日、ビデオ制作用アプリケーションスイート「Final Cut Studio」をグレードアップさせた「Final Cut Studio 2」を発表。6月下旬に直販サイト「Apple Store」や、アップル直営店などで販売を開始する。

 同製品の核となるのは、編集ソフト「Final Cut Pro 6」。新たな機能「Open Format Timeline」が加わり、複数のビデオフォーマットとフレームレートを1本のタイムラインの中でミキシングやマッチングが可能。また、オプティカルフローベース「SmoothCam」テクノロジーをベースにしたツールを使い、目障りなカメラの動きを取り除くことができる。

 最新版のモーショングラフィックスソフト「Motion 3」は、従来のツールをすべて含むだけでなく、3D環境での操作も可能となった。新たなカメラビヘイビアは、ドラッグ・アンド・ドロップのみの操作で立体感とリアリズムを付け加えることができる。また、オーディオビヘイビアも新たなものが加わり、サウンドトラックの音量と周波数に反応するアニメーションを作成することが可能。

 「Soundtrack Pro 2」は、オーディオ編集アプリケーションの新バージョン。プロが制作した5,000以上の効果音、サウンドエフェクトのロイヤルティーフリーライブラリを使うことができる。テイクマネジメントツールにより、最適なテイクをつなぎ合わせて継ぎ目のない演奏を作り出すことが可能だ。

 そのほか、非圧縮HDクオリティの映像をSDファイルサイズで実現するProRes 422フォーマットを搭載。また、最新版のエンコーディングツール「Compressor 3」、カラーグレーディングとフィニッシングのための「Color」も新たに含まれる。価格は148,000円。Final Cut Studioを使う登録ユーザは58,000円でアップグレードが可能。Final Cut Proを使う登録ユーザは78,000円でアップグレードが可能だ。

 また同時に、Final Cut Studio 2とシームレスに連係するサーバアプリケーション「Final Cut Server」も発表。今夏発売予定。

 メディアアセット管理とワークフローの自動化機能を提供。自動的にコンテンツをカタログ化し、確認用のサムネールと作業用の低解像度クリップを生成する。検索機能においては、キーワード検索からIPTC、XMP、XMLベースのメタデータを組み合わせた複雑な検索まで対応する。カスタマイズ可能なテンプレートが用意され、典型的なワークフロー管理が行なえる。

 Apple Store、直営店などを通じて販売。1サーバ/10クライアントライセンス版は118,000円。1サーバ/アンリミテッドクライアントライセンス版は238,000円。
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