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インテル最新技術クイックレビュー――次世代プロセッサー、WiMAXは今年どうなる?

 インテル株式会社は4月11日、同社の製品およびテクノロジーの最新情報を伝える「インテル クライアント・レギュラー・アップデート」を都内で開催し、次世代のマイクロプロセッサーやチップセット、Windows Vista対応の開発ツール群、マーケティング戦略などについて紹介を行った。

 まず、代表取締役共同社長である吉田 和正氏が、次世代のプロセッサーファミリー「Penryn」(開発コード名)について説明を行った。Penrynは、現行プロセッサーの製造プロセスをさらに微細化した45nmプロセス技術を用いて製造されるプロセッサーファミリーで、より高い性能と優れた電力効率を実現する。Penrynは、サーバ、ワークステーション、デスクトップ、モバイル向けに製品化が予定されており、年内中の市場投入についても示唆した。

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【左】45nmプロセスの次世代プロセッサーファミリー「Penryn」【右】次世代マイクロアーキテクチャー「Nehalem」の概要

 続いて、次世代マイクロアーキテクチャー「Nehalem」(開発コード名)についても概要が説明された。Nehalemは、最大8コア、最大16スレッドの同時実行が可能で、メモリコントローラが内蔵され、各セグメント向けに最適化が可能なアーキテクチャーとなることを明らかにした。さらに、4命令同時実行、SMT(Simultaneous Multi-Threading)、マルチレベル共有キャッシュなどの機能により、ダイナミックなスケーラビリティも備えたものとなる。Nehalemは、2008年より各セグメント向けに製品化が開始される予定であることが説明された。

 また、モバイルWiMAXなどのワイヤレスブロードバンド技術の動向を紹介するとともに、そうしたブロードバンド技術を土台にした「スマートデジタルライフ」と呼ばれる、PCと携帯電話が融合したマーケットの創造に向けて同社が積極的に資本参加していく考えであることを述べた。加えて、同社が参画する権利技術であるNFRM(Near Field Rights Management)を利用した、PCと携帯電話が連携したコンテンツ配信サービスのデモも行われた。

 続いて、マーケティング本部長の阿部 剛士氏が登場し、昨日発表された「インテル Core 2 Extremeプロセッサー QX6800」の紹介と、同日発表されたWindows Vista対応の開発ツール群について説明した。この開発ツール群は、次の4製品からなる。

 ・インテル VTuneパフォーマンス・アナライザー 9.0 for Windows、Linux
 ・インテル スレッド・プロファイラー 3.1 for Windows、Linux
 ・インテル スレッディング・ビルディング・ブロック 1.1 for Windows、Linux & Mac OS
 ・インテル スレッドチェッカー 3.1 for Windows、Linux

 さらに、「Bearlake」という開発コード名で呼ばれていた次世代チップセット(G31、X38、G33、G35、P35、Q33、Q35)について、45nmプロセスのプロセッサー対応や、1333MHzシステムバスやDDR3メモリへの対応といった特徴が説明された。

 続いて、第4世代のCentrinoプロセッサーテクノロジーとなる「Santa Rosa」(開発コード名)について紹介し、プロセッサー単体だけでなく、チップセット、グラフィックス、Wi-Fiモジュールなどの性能向上による、全体でのパフォーマンス向上と消費電力の低減という2つの効果があることを紹介した。中でも、IEEE 802.11nをサポートするWi-Fiモジュール「Intel Next-Gen Wireless-N」(製品名:Wireless Wi-Fi Link 4965AGN、開発コード名:Kedron)は、従来のIEEE 802.11 a/gと比較すると、5倍の通信速度と2倍の通信範囲を持つ。また、Santa Rosaがサポートする、NAND型のフラッシュメモリ用いたディスクキャッシュ技術である「インテル ターボ・メモリ」(開発コード名:Robson)も紹介され、OSやアプリケーションの起動時間を短縮するとともに、バッテリーの寿命も延長することをアピールした。

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【左】インテル G33 Expressチップセット搭載マザーボード【中】インテル G35 Expressチップセット搭載マザーボード【右】Wi-Fiモジュール「Intel Next-Gen Wireless-N」(左)とフラッシュメモリー技術「インテル ターボ・メモリ」(右)

 そのほか、同社が提唱するプラットフォーム規格である「Viiv」のロードマップについても説明され、年内はViiv 1.7およびViiv 1.8へのバージョンアップが予定されていとのこと。

 最後に、マーケティング本部長の江田 麻季子氏が登場し、ビジネス向けのプラットフォームテクノロジーである「インテル vPro」をノートPCに拡張し、管理機能やセキュリティー技術をデスクトップ、ノートPCの両方に適用可能となったとの発表で締めくくられた。
(北野美次@RBB 2007年4月12日 10:59)
キーワード: プロセッサ WiMAX Viiv vPro

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