三菱総合研究所とアイピートークは19日、三菱総合研究所がIPv6に関する技術を、アイピートークがモバイルIPフォン開発の技術を提供し、IPv6対応のモバイルIPフォンを日本で初めて開発したと発表した。 今回開発されたモバイルIPフォンは、無線LANを用いて通話する携帯型の液晶画面付きIP電話。IPv6を採用することにより、全端末がほぼ無限に割当て可能なグローバル固定アドレスを持ち、直接接続が可能になるため、IP電話やネットワークゲームなどのP2Pアプリケーションの利用が一層容易になるとしている。 なお、本製品はオープンソースのSIPサーバとして定評のあるAsteriskのIPv6対応版を活用して動作確認が行われているほか、製品などがIPv6に適合している事を認定する国際的規格「IPv6 Ready Logo」の認定製品として1月16日付で登録されているという。