7ページから大会の概要が記載されている。開催場所はマカオ・インターナショナル・コンベンション・センター。そして注目は開催種目だ。asahi.comではコナミのウイニングイレブンのみタイトルが報じられたが、実際は3種目あった。残りふたつはNeed for SpeedとNBA Liveだ。どちにも男子と女子があるので、正確には6種目。各種目1名の代表選手が参加できるから、日本も6名の代表選手を派遣できる。ゲームのバージョンについては検討中のようだが、おそらく最新版になると思われる。
Need for Speedはカナダで開発され、アメリカのエレクトロニック・アーツが世界で発売している公道レースゲーム。最新版はNeed For Speed Carbonで、日本でもPC版、PS2、PS3、Xbox360、Wiiで発売されている。機械を使うという意味で、Eスポーツはモータースポーツに例えて説明されることが多い。だからカーレースゲームを種目に加えたことはEスポーツの理解を助けることになるだろう。Eスポーツ種目としてはWCG(World Cyber Games)2006とWGMT(World GameMaster Tournament)2006に前作のNeed for Speed: Most Wantedが採用されている。
NBA Liveはアメリカで開発され、やはりエレクトロニック・アーツが世界で展開するバスケットボールゲームだ。おそらく最新作のNBA Live 07になると思われる。このタイトルは僕には違和感があった。もっとも、僕たちがふだんEスポーツと呼んでいる競技は射撃戦や戦闘、格闘ばかりだから、リアルスポーツのゲーム版が選択されている時点で違和感がある。それにNBA Liveシリーズは従来のEスポーツ大会の採用実績が全くない。ただし、アジア大会との関連を考えれば納得できる。アジア大会採用種目のうち、ゲーム化されており、リアルスポーツとの比較がしやすい、という観点で考えれば、バスケットボールゲームという選択になるだろう。コンピュータゲームの視点から見れば、バスケットボールはチーム制対戦ゲームのCTF(旗取り戦)に似ているとも言える。観戦してみたいゲームだ。
競技大会当日のスケジュールも詳しく決められていた。10月26日から3種目とも一斉に予選が始まる。そしてNeed for Speedの決勝は28日の14時30分から。翌日の10時からはNBA Liveの決勝が、14時30分からはウイニングイレブンの決勝が始まる。しかし、もっと重要なスケジュールが8ページに記載されていた。「Deadline for Entry Forms by number」。この競技への参加表明だ。それは6月22日、マカオ時間の18時。日本時間の19時となっている。そして選手登録の期限は9月17日の同時刻だ。つまり、Eスポーツに日本代表選手を派遣したいなら、6月22日までに申告し、9月17日までに代表選手選考会を終わらせる必要がある。