サイレックス、PCとiPodを無線LANで接続するドックを発表 | RBB TODAY
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サイレックス、PCとiPodを無線LANで接続するドックを発表

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:サイレックス・テクノロジー マーケティング本部プロダクトマネジャー・相木伸介氏(左)と東京本部業務室 経営企画グループ 兼 業務グループ グループリーダー・綱島和也氏
  • :サイレックス・テクノロジー マーケティング本部プロダクトマネジャー・相木伸介氏(左)と東京本部業務室 経営企画グループ 兼 業務グループ グループリーダー・綱島和也氏
  • Wireless Dock for iPodにiPodを装着した様子
  • Wireless Dock for iPodにiPodを装着した様子
  • Wireless Dock for iPodにてPCと接続しても、iTunesからはUSBで接続したときと同じようにiPodが見える
  • Wireless Dock for iPodの利用イメージ
  • USBデバイスサーバの仕組み。USBのプロトコルを、TCP/IPでカプセル化することにより、イーサネットでUSBが利用できるようになる
 サイレックス・テクノロジーは25日、PCとiPod間を無線化するiPod専用ドック「Wireless Dock for iPod」の販売をアップルストアと同社直販サイト「silex Online Store」にて同日より販売を開始すると発表した。価格はオープンだが、予想実売価格は2万円。

 Wireless Dock for iPodは、USBデバイスをイーサーネットで接続するUSBデバイスサーバテクノロジを応用することでIEEE 802.11b/g規格の無線LANを通じてiPodとPC間のデータのやりとりを可能としたiPod専用ドック。iPodを装着することでPCからの楽曲転送や充電が可能なほか、iPod内の楽曲やビデオを再生し、背面のアナログ音声出力とSビデオ出力端子からパワードスピーカーやAVアンプなどへ音声や映像を出力できる。また、アップルより発売されているリモコン「Apple Remote」を利用して、再生モードと同期モードの切り替えと曲の再生、停止、早送り、音量調整などが可能だ。ただし、曲リストからの選曲はiPod本体を直接操作する必要がある。

 無線LANへの接続は、既存アクセスポイントを利用する方法に加え、IEEE 802.11b接続に限りアドホック接続が可能。また、背面のLANコネクタを通じての有線LAN接続も可能だ。複数台のiPodとPCが混在した環境も想定されていて、最大5台までのiPodを認識してあらかじめ指定されたPCに自動的に接続する仕組みをもっている。

 第1世代iPod nanoとパソコンの初期設定を行ったのちに、パソコン内の楽曲をiPod nanoに転送するデモでは、初心者にもなじみやすいウィザード形式でのスムーズなセットアップ方法が披露された反面、ドックにiPodを装着して転送操作を行ってから実際に転送が開始されるまでのタイムラグや転送にかなり時間がかかることなど、実用性にはやや疑問を感じさせる部分もあった。この点について同社マーケティング本部プロダクトマネジャーの相木伸介氏は、「環境や電波強度に大きく依存するところがあるものの、IEEE 802.11g接続時の実効速度はおおむね20Mbps程度」としながらも「動画やアルバム単位で楽曲を転送する場合はUSB接続による転送を推奨する」とした。また、「今後リリースされる次世代以降の製品において、IEEE802.11nなどのより高速な通信方法を取り入れることでさらに実用性を高めたい」との展望を語った。

 サイズは110×90×40mm(ゴム足をのぞく)、重量は185g(ACアダプタをのぞく)。インターフェイスはiPod専用Dockコネクタ×1、ステレオ音声出力×1、Sビデオ出力端子×1、10Base-T/100Base-TX LAN×1。カラーはブラックとホワイト。

 対応するiPodは、第4/5世代iPod、第1/2世代iPod mini、第1/2世代iPod nano。対応OSはWindows 2000 Pro/XP、Mac OS X 10.2.7〜10.4.x(PowerPC)、10.4.3以降(Intel)。
《富永ジュン》
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