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インテル、クアッドコアCPUを国内でも披露

量産品のクアッドコアCPUを手にする、インテル・マーケティング本部デジタル・エンタープライズ・グループ統括部長 平野浩介氏
 インテルは16日、「インテルクアッドコア・プロセッサーおよび、メガ・データセンターに向けた取り組み」と題する記者発表会を都内で開催した。この発表会は、9月26日より3日間にわたって米国カリフォルニア州サンフランシスコで開かれた開発者向け会議「インテル・デベロッパー・フォーラム(IDF) Fall 2006」において発表された、11月発表予定のクアッドコア・プロセッサー(開発コード名:Clovertown/Kentsfield)と同社のエンタープライズ分野での最新動向をあらためて説明するもの。クアッドコア・プロセッサーの量産品の実物や動作デモが披露された。

 発表会の冒頭において、同社のマーケティング本部デジタル・エンタープライズ・グループ統括部長の平野浩介氏は、2006年は同社にとっては「飛躍の年だった」と位置づけ、モバイル技術から得られた省電力技術やクロック当たりのパフォーマンス効率などをサーバ向けCPUに取り入れ、デュアルコアXeon(開発コード名:Dempsey)やCore 2 Duoに代表される製品群を豊富にリリースできたとした。また、今年発表される製品のしめくくりとして、クアッドコアCPUの「Clovertown」を11月に投入する。

11月に発表予定のクアッドコアのXeon

 Clovertownは、世界初となるIAクアッドコア・プロセッサーで、インテルCoreマイクロアーキテクチャとソケットおよびプロットフォームの互換性を保ちながらも、最大50%ものパフォーマンス向上を達成している。Xeon DPやUPサーバーといったメインストーリーム・サーバやハイエンド・デスクトップ向けとなる予定。11月から量産出荷体制に入るとのことだ。また、価格は従来のデュアルコア製品とほぼ同程度となることも明らかにされた。さらにデスクトップ向けのクアッドコア「インテルCore 2 Extreme QX6700」は、現行のインテルCore 2 Extreme X6800と比較して70%、サーバ向けのインテルXeon 5100番台と比較して50%もの圧倒的な性能向上を利点として強くアピールした。

 第1世代クアッドコア・プロセッサーとなるClovertownは、1つのパッケージ上にCore 2 Duoのダイを流用したデュアルコア構成のダイを2つ搭載し、2つのダイでキャッシュを共有する構造を採用することで、迅速な市場投入と優れた歩留まりを実現した。さらに、ワイド・ダイナミックエグゼキューション・エンジン、アドバンスト・メディア・ブースト、インテリジェント・パワー機能、アドバンスト・スマート・キャッシュ、スマート・メモリー・アクセスなどの技術に対応する。

クアッドコアのXeonはデュアルコアのダイを2つ搭載する

 デスクトップ向けプロセッサーのロードマップでは、2007年中は65nmプロセスのデュアルコア、およびクアッドコア・プロセッサーを中心ラインナップに据え、それ以降は45nmプロセスの4コア以上のマルチコア・プロセッサー「Penryn」と「Nehalem」に移行するとした。サーバ向けプロセッサーのロードマップでは、2006年中にXeon DP 5000番台にXeon 5300番台が投入されるのを皮切りに、2007年始めにXeon 3200番台、続いてXeon MP 7000番台にもIntel NetBurst MicroarchitectureのCanelandプラットフォームに属する「Tigerton/Dunnington」、2008年以降にItanium 2 9000番台の後継としてIntel NetBurst MicroarchitectureのRichfordプラットフォームに属する「Tukwila/Poulson」といったクアッドコア・プロセッサーが投入されるとした。

デスクトップ向けCPUのロードマップ / サーバ向けCPUのロードマップ

 現行のTrulandプラットフォームがFSBピーク帯域幅が12.8GB/s、合計メモリー帯域幅が25.6GB/s(DDR2-400使用)、メモリー容量が128GBなのに対して、2007年第3四半期に投入予定のCanelandプラットフォームはFSBピーク帯域幅が34GB/s、合計メモリー帯域幅が32GB/s(FBD-667)、メモリー容量が256GBにまで拡大するとし、プラットフォーム・パフォーマンスのバランスのよさをアピールした。

旧製品と新製品の帯域幅の比較

 発表会の後半では、Yahoo!やYouTubeといった企業を例にあげて100万台クラスのサーバを運営するメガ・データセンターに言及し、高電圧のDC-DC電源を使用することで60%もの電力効率を向上させられるほか、1つのシリコンに80個のコアとルータを搭載することでテラフロップスクラスのパフォーマンスの実現に向けての技術開発を行っているとした。また、テラバイトクラスの帯域幅やテラビットI/Oといった技術の革新もメガ・データセンターの実現には必須とした。

 発表会の最後にはクアッドコア・プロセッサーの動作デモが披露され、タスクマネージャの「パフォーマンス」タブで8つのコアが認識されている様子やマルチコアに対応したグラフィックアプリケーションを実行して各コアごとに負荷レベルが異なる様子などが紹介された。

クアッドコアCPUのデモンストレーション。使われているCPUやその個数など詳細は明らかにされていないが、Windowsのタスクマネージャから、8つのコアが認識されている様子がわかる
(富永ジュン@RBB 2006年10月16日 19:21)
キーワード: インテル クアッドコア デュアルコア

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関連リンク

「Intel Developer Forum Fall 2006」特集
【IDF Fall 2006 Vol.5】初のクアッドコアCPUの性能はデュアルコアの70%向上にとどまる

関連用語

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Tiger
Xeon MP
アーキテクチャ
クアッドコア
データ・センター
マルチコア
開発コード名
帯域幅
歩留まり

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