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★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
メディアミックスの先駆けタミヤの「ミニ四駆」が、オンラインで“昔の子供”を呼び戻す
9月19日
模型玩具大手メーカーのタミヤは、9月17日に東京・浅草のショッピングモールROXにて、ミニ四駆公式レース「ミニ四駆GP in TOKYO」を開催した。午後からは編集部対抗戦の「ミニ四駆PRO GP プレスカップ」も同時進行し、ミニ四駆ファンのイベントを盛り上げた。SlashGames編集部もミニ四駆時代に熱中していた編集者A、かつてRCでプレス対抗レースに出場していたライターS、今回初めて参加する編集者Tの3名が参加した。
【左】会場全景【右】約20の編集部が参加した
【左】チューンされた力作が揃う【右】チームSlashGames
ミニ四駆はタミヤが1982年から発売するプラモデルシリーズで、1/32サイズのボディにモーターと単三乾電池2本を搭載して自力走行できる。子供たちが手軽に遊べるようにと、数百円〜1,000円前後の価格帯で発売され、部品を減らし、接着剤不要ではめ込みまたはビス止めとして組み立てやすく、多少の衝突にも壊れにくい頑丈な作りだ。
ミニ四駆シリーズは発売以来、何度も商品改良が繰り返されて、現在は車体の四隅にガイドローラーを配置し、溝状のレールを走行させる遊び方が主流となっている。アニメやコミックとのタイアップも功を奏し、1988年のレーサーミニ四駆が大ヒットした。改造パーツも数多く発売されており、自分だけのマシンを作れるところも人気の理由。ショップ独自のサーキット競争大会が盛んに行われている。
ミニ四駆PROは2005年末に発売されたミニ四駆シリーズの最新シリーズだ。1994年から1999年までの第二次ブーム以来、6年ぶりのフルモデルチェンジとなった。車体を前輪部、モーター部、後輪部の3パーツに分けて、モーターを従来の後輪部ではなく中央部に配置したとことで安定性を高めた。車両本体価格はモーター込みで数百円から1,000円前後とほぼ24年前と据え置きとなっており、アフターパーツも200円から300円と手軽な価格帯が多い。シャーシを3分割したことで、サーキットの形状に合わせてモーターや各部パーツをセッティングしやすくなった。
ミニ四駆PROシリーズの発売と共に、タミヤ公式レースも数年ぶりに復活。今回のレース会場となった浅草ROXでは、小中学生対象のジュニアクラス、全年齢対象のエキスパートクラスが用意され、大人の行列と子供の行列がどちらも長く伸びていた。参加者も幅広く、第一次ブーム世代の親が子連れで参加するなど、ミニ四駆の歴史を感じさせる。まさにミニ四駆第三次ブームを実感させる光景だ。タミヤは株式会社クォークと提携し、ミニ四駆の特典を付加したクレジットカードも発行する予定となっている。もはや玩具ではなく、子供から大人まで楽しめるホビーとして展開していく。
【左】盛り上がる一般レース部門。エキスパートクラス参加者の列【右】ミニ四駆オンラインの受付カウンターも設置された
タミヤ→ユーザーへの製品情報だけではなく、SNSサービスによってユーザー同士の交流も深まる。タミヤはミニ四駆ユーザーの改造事例を商品化に活かした事例もあり、ミニ四駆オンラインによってユーザーコミュニティ→タミヤへのフィードバックにも活かされるはず
この“第三次ブーム”には、大人世代の参加者を復活させるだけではなく、インターネットを使った新しい“仕掛け”も用意されている。「ミニ四駆オンライン」というポータルサイトを開設し、製品やイベントをいち早く紹介する。製品情報に留まらず、オンラインコミックの配信や無料で参加できるSNSサービスも行われるなど、楽しめるサイトになっている。オンラインゲーム『ミニ四駆オンラインレーサー』もサービスされる予定で、ユーザーはゲームの中で自分のミニ四駆やアフターパーツを購入し、マシンを改造して走らせる。アイテム課金制は最近のMMORPGで取り入れられた比較的新しいシステムだが、まさにミニ四駆ユーザーの感覚にフィットしたシステムだといえそうだ。
ミニ四駆オンラインの構築にあたり、タミヤとゲームメーカーのケイブが共同出資して株式会社ミニ四駆ネットワークスを設立した。メディアミックスやイベントのプロモーションなどを行う。今年6月にミニ四駆のマンガや製品情報を盛り込んだ雑誌『少年アクセル』を発行し、イベントなどで無料配布していた。
タミヤは10月19日から22日まで開催される2006プラモデル・ラジコンショーに出展。ミニ四駆PROの新製品発表や会場内特設コースでの公式レース開催を予定している。『少年アクセル』の第2号もタミヤブースで無料配布される予定だ。
ミニ四駆は玩具業界に置いて、マンガやアニメなどのメディアタイアップで大きな成功例としても知られている。今回のブームではインターネットを活用し、ユーザーの横の広がりをガッチリと繋いでいくつもりのようだ。
プレス対抗レースは、トーナメント形式のレースのほか、ボディの塗装を評価する「コンクールデレガンス」、指定されたタイムに近づける「タイムアタック」も合わせた総合得点でランキングする。優勝はグレートメカニック、準優勝は週刊玩具通信、3位はホビージャパン。当編集部は編集者Aがブロック優勝したものの決勝で惜敗。編集者Tはコースアウトで失格、ライターSは出走時間を忘れて徘徊しているうちに不戦敗。イベント終了後に"猛反省会"を開き、次回は全員入賞を目指そう、と決意を新たにした。
【左】タイムアタック大会で活躍したラップカウンター。別売のコースセットにも同梱されている【右】当サイト編集者A(右)がブロック決勝戦に進出
【左】優勝決定戦ではタミヤからガッツ選手も参戦!【右】表彰式。我がチームもいつかあそこへ行くのだ!
(杉山淳一@RBB)
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