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ZNW、CSMアプライアンスを発表 -「セキュリティとパフォーマンスを実現した製品」

次世代高速コンテンツセキュリティアプライアンス「WirelessEdge BeSecure」
 図研ネットウエイブは7日、カナダに拠点を置くWirelessEdge社の次世代高速コンテンツセキュリティアプライアンス「WirelessEdge BeSecure」を10月より発売すると発表した。

 WirelessEdge BeSecureは、コンテンツインスペクションに特化したCSM(Contents Security Management)に属する製品で、セキュリティ機能として、アンチウイルスのほか、アンチスパム、アンチスパイウェア、選択的ブロッキング(URL・キーワード・時間制御)、管理・レポート機能などをサポートし、さまざまな脅威を防御できるアプライアンスだ。同製品は、UESP(Unified Edge Security Platform)と呼ばれる統合先端サービスプラットフォームに、他社のセキュリティエンジンを組み合わせて製品全体の最適化を図っている。たとえば、アンチウイルスエンジンにはカスペルスキー、アンチスパムエンジンにはスパムアサシンを採用している。

【左】ウイルスの検出その1。ダウンロードしようとしたファイルにウイルスを発見し、アラートを表示【右】ウイルスの検出その2。送付されてきたメールにウイルスを発見。メールの削除を通知

 目玉となる大きな特徴は、ネットワークセキュリティで最も負荷のかかるアンチウイルス処理を高速化し、コンテンツ全体のインスペクション処理速度を向上している点だ。同社と図研ネットウェイブが共同で特許を出願している「Subsonic」という技術は、コンテンツを処理する際のスループットを向上させ、検査結果をネットワーク上で共有できる仕組みを備えている。たとえばウイルスを検査した結果の情報(ブラックリストなど)を、ネットワーク上に分散配置したWirelessEdge BeSecureで一定時間共有することにより、すでに判明している脅威に対しての検査を不要にできる。これによりスキャニングの回数を減らせるようになり、アンチウイルス処理を高速化することができるという。

 WirelessEdgeのCEOであるPhillip Gee氏は「BeSecureは、セキュリティとパフォーマンスの両方を実現した製品。ディープインスペクション方式によって、コンテンツを精査する一方で、アプリケーションを止めない、高速で遅延のない処理を施せる。特許のSubsonic技術を利用することで、通常の5〜10倍の高速化が可能になる」と説明した。

WirelessEdgeのCEO、Phillip Gee氏(右)と、セールス・マーケティング担当Vice PresidentのMike Williams(左)

 また、もう1つの特徴は、大量データをクライアントにタイムアウトを起こさずに転送するGreenStream(特許出願中)という技術を実装している点だ。これにより、無線LANなどのモバイルとブロードバンドという異なる特性を持つネットワーク環境においても、柔軟に対応できるようになっている。

 ネットワークでの実装については、エンタープライズのリモートアクセスなどにおいて、ファイアウォールの背後に設置したり、サービスプロバイダーのコンテンツセキュリティサービスとしても利用できる。すでに北米では多くの導入実績があり、カナダ最大手通信会社のRogersグループをはじめとして、企業、大学、公共機関などに2年前から採用されているという。

BeSecureの事例。ワイヤレスソリューションとの整合性に優れている点も大きな特徴

 WirelessEdge BeSecureは、処理速度やバスの違いにより、2種類の製品が用意されている。3.4GHzのプロセッサ、2GBメモリを搭載した「TSP-1020NX」(PCIバス対応)と、2.8GHzプロセッサ、2GBメモリを搭載した「TSP-1005NX」(PCI-Xバス対応)がある。価格は380万円から。

 なおWirelessEdgeは、キャッシングやパケット圧縮などでトラフィックの最適化を図る「BeFast」というアプライアンスも用意している。BeSecureとBeFastを組み合わせることで、よりパフォーマンスが向上するが、こちらの製品については、国内での販売時期は未定だという。
(井上猛雄@RBB 2006年9月7日 19:59)

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