インテルは9日に、現在世界の通信事業者13社が、インテルのWiMAX技術を採用した固定WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)対応ネットワークを構築し、家庭とオフィスに高速ブロードバンド接続の提供を開始したと発表した。また、さらに11社の通信事業者が、2005年末までにインテルのWiMAX技術を採用したWiMAXネットワークの構築に向けて準備を進めているという。 世界の通信事業者はWiMAXの試験運用の成功を受け、都市や郊外、地方で本格的な商用ネットワークの構築をしている。これにより通信事業者は、これまでサービスの提供が困難だったり、またはサービス提供するにはコストが高いエリアまでもカバーできるようになるとしている。 インテルと協力して商用WiMAXネットワークを構築している通信事業者、およびWiMAX対応ネットワークを構築中で、2005年末までに完了、稼動を予定している通信事業者は以下のとおり。●現在商用サービスを提供している通信事業者 アルティテュード・テレコム(フランス) アクステル(メキシコ) BECテレコム(ドミニカ) デディカード(ウルグアイ) グローブ/インノブ(フィリピン) Iberbanda(スペイン) アイリッシュ・ブロードバンド(アイルランド) スフェラネット(ポーランド) Mikkelin Puhelin Oyj(フィンランド) Savonlinnan Puhelin Oy(フィンランド) テルグア(グアテマラ) Ukrainian High Technologies(ウクライナ) WiMAXテレコム(オーストリア/スロバキア)●2005年末までに完了、稼動を予定している通信事業者 Americatel Peru S.A.(ペルー) コール・プラス(ニュージーランド) 中華電信(台湾) DBD Deutsche Breitband Dienste GmbH(ドイツ) デジセル(西インド諸島) エンテル(チリ) エルテック(アルゼンチン) インテグレーティッド・テレコム・カンパニ(サウジアラビア) ネクスト・モバイル(フィリピン) 台湾固網(台湾) ベロコム(アルゼンチン)