大阪証券取引所ヘラクレス市場は、11月までをめどに新規上場の申請受付を一時中止すると発表した。取引システムが、急速に伸びている売買を処理できなくなっているため。 同市場では、2年で18倍というほど売買数が急速に伸びており、株価情報の配信や約定に遅延が生じているという。これに対応するため、2004年4月と11月にシステムの増強を実施している。しかし、この増強を上回る勢いで売買が殺到している。 これを解消するために、新システムへの移行に踏み切る。この新システムは、2006年1月から稼働する予定だ。これを前提に、11月ごろまでは新規上場の申請受付を一時中止するとしている。 なお、最近ヘラクレスに新規上場した企業としては、ガンホー・オンライン・エンターテインメント（2005年3月9日）、日本通信（2005年4月21日）、IRIユビテック（2005年6月14日予定）などがあげられる。
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