ビックカメラとJR東日本（東日本旅客鉄道）は20日、JR東日本の非接触型ICカード「Suica」（電子マネー）によるショッピングサービスをビックカメラ有楽町店で先行スタートした。 有楽町店では、このSuica利用サービス開始を記念して、ビックカメラ専務取締役の宮嶋宏幸氏、同有楽町店店長の石川勝芳氏、JR東日本の常務取締役の冨田哲郎氏、同有楽町駅駅長の野田誠作氏によるセレモニーが行なわれた。 さらに、特別ゲストとして、人気アイドルの“ゆうこりん”こと小倉優子も出席し、同店のSuicaショッピングサービス開始イベントに華を添える。JR有楽町駅前にある好立地条件に加え、今、人気絶頂の小倉優子の来店もあり、記念セレモニーには平日の開店前の早い時間にもかかわらず、多くの見物客や来店客らで賑わった。 ビックカメラ専務取締役の宮嶋宏幸氏は、「有楽町駅前の立地から、Suicaを利用したいという要望がとても多かったため」とSuica導入の理由を説明した。 Suicaカードの採用は、ビックカメラが家電小売業界で初めてのこととなる。2005年度中には、Suicaカード利用可能エリアにあるビックカメラ全17店舗（有楽町店含む）において、Suicaにチャージした金額でショッピングできるようになる見込みだ。 導入予定店舗は、有楽町店、池袋本店、ビックパソコン館池袋本店、ビック・カメラ専門館、池袋東口駅前店、池袋西口店、新宿西口店、新宿東口店、渋谷東口店、渋谷ハチ公口店、立川店、横浜西口店、ビックパソコン館横浜駅前店、新横浜店、大宮西口そごう店、高崎東口店、柏店（2005年3月開店予定）。 ビックカメラでは、Suicaカードで購入した場合でも、現金やデビットカードと同様にビックポイントカードのポイント（通常10％）を付与する。 また、有楽町店限定で、Suica利用開始記念3大キャンペーンを開始。これは、Suicaカードで1,500円以上の購入者の中から、抽選で「ホテルドリームゲート舞浜」のペア宿泊券や、次世代ゲーム機「PSP」、5GバイトHDD搭載のデジタルオーディオプレーヤー「iPod mini」などが当たるというもの。同キャンペーン期間は1月20日から23日までとなる。 JR東日本常務取締役の冨田哲郎氏は、「有楽町の駅の中はビックカメラの宣伝ばかりにしている。有楽町の駅はJRの有楽町の駅ではなく、ビックカメラ有楽町店の駅」と述べ、ビックカメラを強力に支援。 この冨田常務のコメントを裏付けるように、ビックカメラ有楽町店舗の内外はもちろん、JR有楽町駅構内のあらゆるところに、ビックカメラでのSuicaショッピングサービス開始を告知するポスターが貼られ、駅構内がまさにビックカメラの通路であるかのようだった。 なお、Suica発行枚数は1,041万枚のうち、電子マネー（ショッピングサービス）対応Suicaは約499万枚という。 ゲストの小倉優子は、Suicaで買い物できるとは知らなかったので、Suicaを使ったことがないとコメント。セレモニーでは、今まで欲しかったという体脂肪計を実際にSuicaで購入。Suica初体験の感想は、「とても簡単で便利だなあと思いました。これからもSuicaを使ってみたいです」と述べた。
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