下期の連結黒字化がより確実なものに。パワードコムが4月〜9月の決算を発表 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

下期の連結黒字化がより確実なものに。パワードコムが4月〜9月の決算を発表

ブロードバンド その他
 パワードコムは、平成16年度中間決算を発表した。連結では、売上げは854.3億円(前中間期比74.1億円増、以下同じ)、営業損益は▲48億円(2.8億円増)、経常損益は▲80.7億円(6.4億円減)、中間純損益は▲891.3億円(811.6億円減)。
  •  パワードコムは、平成16年度中間決算を発表した。連結では、売上げは854.3億円(前中間期比74.1億円増、以下同じ)、営業損益は▲48億円(2.8億円増)、経常損益は▲80.7億円(6.4億円減)、中間純損益は▲891.3億円(811.6億円減)。
 パワードコムは、平成16年度中間決算を発表した。連結では、売上げは854.3億円(前中間期比74.1億円増、以下同じ)、営業損益は▲48億円(2.8億円増)、経常損益は▲80.7億円(6.4億円減)、中間純損益は▲891.3億円(811.6億円減)。

 純損益が大幅な赤字になったのは、特別損失で845億円の減損を行ったため。

 同社はあらたな経営陣を迎えて経営改革の真っ最中だ。7月には、この経営陣が揃って戦略説明会を開催し代表取締役社長兼CEOの中根滋氏が「超顧客主義経営」「ハイスピード経営組織」「コスト構造」などの改革計画を示した。今回の決算発表会では、この進捗状況について「予定よりも物事がよく進んでいる。99点のでき」としており、具体的には、「コストを614億円から474億円に圧縮」「法人営業の抜本改革が軌道に乗った」ことなどを挙げた。

 これら改革が好調なことから、7月に行われた経営戦略説明会で示されていた「2004年度下半期での連結黒字化」の達成もより確かなものになってきた。同社が明らかにした計画では、下期の連結では売上げが954.8億円、営業損益は24.8億円、経常損益は12.5億円とされている。なお、特別損失が発生する見込みはないため、純利益でも黒字を達成するという。

 同時にブロードバンドサービスの加入状況も明らかにされた。パワードコムグループでは、ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)とPOITNの2つのISPを保有しており、9月末現在で約60%の会員がブロードバンド接続サービスを利用しているという。さらに、FTTHは2004年3月末と比較するとDTIでは約3倍に、TEPCOひかりを用いたサービスでは約7倍に会員が伸びている。これにより、上半期のブロードバンド事業の売上げは56.1億円で前年同期比の7%増になっている。さらに下期には、買収したマンション向けISPのファミリーネットジャパンが連結対象に加わるため、75億円になる計画だ。

 なお、0AB-J形式(地域属性)の電話番号を用いたIP電話サービスを近日中に開始することも明らかにされた。
《安達崇徳》
【注目の記事】[PR]

特集

page top