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[修正]平成電電ら5社、半径500mを有効範囲とする広域無線LAN事業を発表

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[修正]平成電電ら5社、半径500mを有効範囲とする広域無線LAN事業を発表
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 平成電電、ドリームテクノロジーズ、キューウェーブ、ホーキング、IRIコミュニケーションズは、独自の無線LAN技術を使った広域無線LAN事業に進出する。来年8月に試験サービスを、2005年末に本格的にサービスを展開する予定。

広域無線LAN事業の概要を説明する平成電電 代表取締役 佐藤賢治氏(中央)


 発表によると、同社らの広域無線LAN事業は飲料自販機にブロードバンド回線を敷設し、そこにアクセスポイントを設置して無線LAN接続によるデータ通信と音声通信サービスを提供するというもの。計画では、全国10万ヶ所にアクセスポイントを設置する予定だ。

 本事業に使われる移動体向け無線LANチップは、今夏より大学ベンチャーのキューウェーブが次世代無線LAN技術「QW-MIMO」を利用して開発する。MIMOは世界的に注目されている無線LAN技術だが、「QW-MIMO」はアクセスポイント側に4本、端末側に2本のアンテナを立てることで8系統の通信系統を確保した世界初のものである。

 現在、発表されているMIMO技術には最大速度が100Mbpsというものもあるが、「QW-MIMO」の速度は1〜31.5Mbpsと、速度的には決して速いといえない。これは、同社らがモバイルでの音声通話とデータ通信を最大限有効に利用するために、速度よりも有効エリアを広げることを重視した結果だ。その結果、無線で通信できる範囲は半径500m(1Mbpsモード利用時)まで広がったという。

 なお、本サービスに先がけ今年9月〜12月には実用化に向けた実証実験が開始される。対象となる地域は、名古屋市、長野市、新潟市。市内にあるホテルや展示会場など約100ヶ所に設置されている自販機にアクセスポイントを設置し、テレメトリングや無線LANスポット実験が行われる。

※ タイトルの「平成電電ら7社」は「平成電電ら5社」の誤りでした。ここに修正し、お詫び申し上げます。
《北島友和》
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