★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
-->
トップ
読み物
カレンダー
Other languages
★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
経済産業省はゲーム産業をどうとらえているのか。国ぐるみのゲームおこしを目指して…… CEDEC2004 講師インタビュー 第2回
7月27日
ゲーム開発の最前線に迫る! 過去最大規模のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC」が9月6日から開催される。今回は経済産業省や総務省、公正取引委員会など、いわゆる政府系の講演者が多いのも特徴。ここ20年で急激に成長してきた、ゲーム産業のかかえている法的、制度的な問題点や課題などが浮き彫りになることだろう。
CEDEC講演者へのインタビュー第2回目は「コンテンツ産業政策の現状と今後」について講演する、経済産業省メディアコンテンツ課の杉浦健太郎氏にお話を伺う。
経済産業省で、ゲーム、映画、アニメなどのコンテンツ産業政策の企画立案を担当している氏が、どんな風にゲーム産業に注目しているのか、ご理解いただいたうえで、問題点を共有し、9月6日の講義に参加していただければ、幸いである。
経済産業省メディアコンテンツ課 杉浦健太郎氏
―― CEDECで講演されることになったわけですが、経済産業省ではどんな活動をされているのでしょうか。
「私どもメディアコンテンツ課ということで、2001年1月に発足したのですが、ゲームをはじめ、映像一般、音楽、出版等のコンテンツ業界の振興ということで活動をしております。今年の5月に新産業創造戦略という計画が中川昭一大臣によって立てられました。この発表では2010年までにコンテンツ産業で国内で15兆円、海外展開分が1.5兆円。だいたい17兆円規模に育成していこうと目標を打ち出しました。現時点では国内外含めて11兆円から12兆円と言われているので、約5兆円の拡大を目指しています。そのためには、とりいそぎ二つの課題を着手しないといけない。まず、コンテンツを作っておられる方々にリターンがいっていない問題。その環境改善が第一。次にマーケットの拡大の支援。マーケットの拡大としては、第一には海外展開。第二はブロードバンドをはじめ新たな流通形態の模索です。」
―― 環境改善とマーケット拡大について、すでに取り組まれているケースはありますか。
「海外展開ということでは、今年は10月23日から東京国際映画祭が行われます。そこで海外のバイヤーを招待してマーケットとしての機能を支援しようとしております。あと、JETRO(日本貿易振興機構)の北京や上海に専門家を派遣して、海賊盤対策に取り組みます。また、日中韓でコンテンツフォーラムを結成し、アジア市場で共存共栄の協力関係を結んでいます。」
―― 現在のゲーム産業をどう分析していますか?
「世界に通用することや、他の産業への波及効果が高いという点に注目しています。たとえば『ポケットモンスター』のように、他の産業を巻き込んで成長していく可能性を持っていると考えております。ただし97年をピークに国内の市場が縮小している。また、最近の報告ですと、アメリカでのハードの売り上げもXboxがプレイステーション2を上回ったという話もあり、残念ながら厳しい状況であると思っています。ただ、ほかのコンテンツに比べると、海外展開、輸出産業として確立しているという点において非常に頑張っておられることも理解しております。」
―― 経済産業省としては、縮小傾向にあるゲーム産業にどのような支援を考えていますか。
「ひとつは資金調達の環境整備をしようと考えております。たとえば、信託業法の改正案が先の国会にも出ています。まだ成立していませんが。つまり、信託を使って資金調達できるようにしようと考えているのです。いままでは信託銀行だけが金銭・不動産を中心に信託化していたのですが、今後は知的財産の信託化や、一般の事業会社の信託事業への進出が可能になります。様々な形でゲーム業界への投資が活発になるように計画をしているところです。また、ゲームの開発者に知っていただきたいのは、政府系の機関になるのですが、日本政策投資銀行が、知的財産有効活用事業としてコンテンツのファンドへ融資できるという制度が今年度からできたんです。50億円という予算が確保されているので、ぜひご検討いただけたらと思っております。……あとは人材育成ですね。」
―― 人材育成?
「ビジネス展開できるプロデューサーの人材育成が急務であると考えています。プロデューサー人材育成事業ということで昨年から始まったのですが、コンテンツビジネス育成に必要な知識を体系化したテキスト(経済産業省ホームページ参照)を作りまして。法律から会計、映像制作などひと通りの基礎知識を学べるようになっています。それと講座を、昨年度は6つ、今年度は約20の機関で行っています。」
―― 新しいゲームとして、オンラインゲームの育成などはいかがでしょうか?
「インフラとしての日本のブロードバンドは、世界最大規模を誇っています。オンラインゲームへの支援は未検討ですが、ITを支援したように支援策があるのかもしれません。」
―― 杉浦さんの講義は、ゲーム開発者への提案を盛り込んだ内容になるのでしょうね。
「制度を立てるときに、業界から意見をくみ上げて、きちんと反映させるということを、われわれもゲーム産業もやっていかないといけない時期に来ています。そういった面でゲーム産業と連携が取れていなかった部分がありました。今後はもっと連携を取るべく、CEDECでお話を聞いていただけるとうれしいです。」
CEDEC2004の申し込み期限は8月27日(金)まで。受講料金はレギュラーパス(3日間有効)がCESA会員25,000円、一般50,000円。デイリーパス(開催期間の1日のみ有効)がCESA会員10,000円、一般20,000円となっている。なお、8月6日(金)までレギュラーパスが20%OFFとなる優先割引による事前登録を実施中。
(ライター:志田英邦)
(RBB TODAY)
関連リンク
|
Link
CEDEC
その他のゲーム情報はSlash Gamesへ
自分のPCのOSをWindows 7に変更したいですか?
変更したい
変更したくない
わからない
現在の状況
過去の結果を見る
リリース
|
RSSによる配信について
|
バナー広告
|
問い合わせ
|
会社概要
|
プライバシーポリシー
|
リンクについて
本サイトの内容は、著作権による保護を受けています。 Copyright (c) 1998-2006 IRI Commerce and Technology, Inc. All Rights Reserved.