ネットワークを介して内視鏡手術の指導ができる遠隔共同手術を慶応大学病院などが実施 | RBB TODAY
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ネットワークを介して内視鏡手術の指導ができる遠隔共同手術を慶応大学病院などが実施

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ネットワークを介して内視鏡手術の指導ができる遠隔共同手術を慶応大学病院などが実施
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 慶應義塾大学医学部などは、商用回線と内視鏡を用いた遠隔共同手術を行った。

 内視鏡手術は患者への負担が少なく、ニーズが高まっている。しかし、執刀するには専門施設での研修が必要など病院側の負担が大きいという欠点がある。同大学などは、これを解消するために遠隔手術の支援システムを構築。遠隔地からの手術指導ができる環境を整備している。

 今回の遠隔共同手術は、3月25日に国立病院機構東京医療センター(東京都目黒区)と慶應義塾大学病院(東京都新宿区)の約8kmを結んで2時間6分にわたり実施。国立病院機構側に設置された内視鏡カメラの映像(ビットレート約70MbpsのDVTS)を、慶応大学病院側で見ながら操作し指導できるといった具合だ。

北島政樹氏
 今回の遠隔共同手術に携わった慶応大学医学部部長の北島政樹氏は「遠隔手術を広めるにはインターネットの技術が必要になる。しかし、セキュリティを保ったまま速度を落とさないことが必要だ」と技術的な課題を挙げた。

 これを解決するために、通信回線には日本テレコムの広域イーサネット「Wide-Ether」、暗号化技術にはC4S(512)を採用している。これにより、遅延が少なくセキュリティにも優れたネットワークが構築できたとしている。

(上)遠隔共同手術の概念図
(下)手術の様子


 なお、この遠隔共同手術では、慶応大学は遠隔支援環境の構築、国立病院機構東京センターは手術環境の構築、オリンパスは内視鏡とその遠隔制御システム、シスコシステムズはネットワーク技術、日本テレコムは回線の整備、フォーカスシステムズはネットワークセキュリティをそれぞれ担当した。
《安達崇徳》
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