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★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
「そんなこと言うからガンホーは信用されないんですよ!」 ―ラグナロクオンラインサミットレポート
MMORPGラグナロクオンラインのプレイヤーを招いてのオフラインイベント「ラグナロクオンラインサミット」が、ガンホーの主催で開かれた。「ガンホーについてもっと知ってもらう必要がある」として、ユーザとの直接対話を目的に開催されたこのイベントには、最近プレイを始めた人から古参のユーザまでさまざまなプレイヤーが集まった。
・サービスの現状について
ステージに立った堀氏は、ラグナロクオンラインやガンホーの現在の状態について概略を説明した。「現在お金が支払われている」という意味でのラグナロクオンラインのプレイヤー数は、8月22日時点で17万2,203アカウント。マイグレーションプランが実施されたのちも、Chaos、Loki、Irisの初期3サーバのキャラクタ数がもっとも多い状態が続いている。
| ワールド | キャラクタ数 | | Chaos | 239.148 | | Loki | 255,961 | | Iris | 249.799 | | Fenrir | 214,932 | | Sara | 193,884 | | Lydia | 178,861 | | Baldur | 179,133 | | Odin | 65,270 | | Thor | 55,715 | | Freya | 55,616 | | Bijou | 58,132 | なお、混雑しているワールドへのゾーンサーバの増強はおこなわれない。チャットなどを管理する「インターサーバ」がボトルネックとなっていて、ゾーンサーバの台数が増えるとかえってトラブルが起きたり事態が悪化するというのが理由とのこと。
・運営側の情報開示について
パッチ配信や緊急メンテナンス、NPC追加などについて、運営側からの情報開示が不十分ではないかという質問が会場から出された。これについては堀氏も「全て流してはいない」と回答。ツール対策など機能面で変更のないパッチや、影響が少なく短時間でリカバリしたトラブルについては、アナウンスしていないという。また、追加NPCについては探してもらうという意味もあってすべて告知はしていないとのこと。ただ、出せる情報について出し切れていない部分は、今後改善したいとも述べた。
また、パッチに関連して、サーバ側のパッチ適用漏れによる不具合(一部ワールドで新マップに行けない、など)が起きないよう、時間の余裕を見て十分確認をした後に一般公開してはどうか?という意見も出された。これについては、旧ワールドでは手作業の部分があってオープンしてみないと確認がおこなえない場合があることや、ガンホーからのみ接続可能な状態でのオープンができないこと(オープンすると一般ユーザも接続可能になる)、いったんオープンすると直後からユーザが多数接続してしまってサーバを落とせなくなってしまうといった事情があり、難しいという。
 | | 堀氏のほか、6名のGMやスタッフも登場 |
・BOTツールについて
いわゆるBOTの利用については、GMへの報告をどのようにおこなったらいいかという質問で、ユーザが直接BOTらしいキャラクタを追跡したり声をかけたりするのは別のトラブルになりかねないということで、疑わしいキャラクタの名前がわかるようなスクリーンショットを撮って、BOTのようだと連絡してくれればいいということだ。
ちなみに、開発元Gravityのお膝元である韓国ではどういうわけかBOT利用者が皆無ということで、Gravity社のBOTへの危機感が薄いこともこの問題がなかなか解消しない一因のようだ。
・ガンホー自身の信頼回復について
ガンホーはこれまでに、アカウント停止措置で対象となるユーザを間違える、公式Webサイトの問い合わせフォームの仕様に問題があって問い合わせ内容が漏洩したなど、いくつかのトラブルを起こして信頼が損なわれている面がある。こうした点について「『ガンホーだから仕方ない』と言われてもしょうがない、と(ガンホー自身が)思っていないか?」という厳しい質問も出た。また、こうしたイベントを今後も定期的に開くかどうかという質問に、マーケティング担当の「謎のプロデューサーK」こと北村氏が「今回の責められ具合で考えようかなと思っている」と冗談交じりに回答した際には「そんなこと言うからガンホーは信用されないんですよ」と厳しく切り返される場面もあった。
・3次職は?
最後の質問で出された「3次職はあるのか?」という問いには、堀氏は非常に答えにくそうに「お話しできない」とだけ回答。数だけでも、とたたみかけられても「答えられない」と述べるにとどまった。ただ、早ければ冬にも何らかの情報を公開できるかもしれないとのことだ。ちなみに新2次職(2-2職)は9月末のリリースに向けて翻訳などローカライズ作業中だという。
日本においてMMORPGがようやく広く認知されてきた段階であること、しかもパブリッシャー(ガンホー)とデベロッパー(Gravity)が異なるという形が日本ではあまり馴染みがないこともあって、ガンホーは何かと難しい立場にいる(先の北村氏の「責められ具合で〜」の軽口にしても、たとえばGravityの人間が言えば、おそらくふつうにジョークとして済んだだろう)。オフラインイベントでのユーザとの直接対話を通じて理解してもらいたいという意欲はわかるが、ガンホーID保有者27万人、支払い中の利用者17万人という数に対して、このイベントの参加者70人という数はきわめて少ないのも確か。Gravityとガンホーの包括永続提携が有効に機能し、プレイヤーが実感できる形でラグナロクオンラインのシステム面の安定性向上や不正ツール対策の強化などが実施されることを期待したい。
(伊藤雅俊@RBB)
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