ソフトバンクBBは、IXサービスを提供する「BBIX(仮称)」を6月上旬をめどに設立すると発表した。運営は8月上旬を予定しているという。 同社では、日本国内におけるインターネットの現状として「より質の高いトラフィックコントロールと地域ごとにトラフィックを交換する全国分散型IXが必要とされている」という。そのためBBIXでは、相互接続点を全国の主要都市に設置し、ISPや通信事業者のトラフィック交換を行うことを予定しているとのこと。IXの接続ポイントは、開始当初は大手町に設置し、将来的には20か所程度に増やす予定だ。 ちなみに、BBIXを立ち上げるソフトバンクBBはYahoo! BBを運営する会社だ。ほかソフトバンクグループの通信事業には、iDC事業や法人向けの光ファイバ接続サービス「アイ・ピー・レボルーション」などがある。BBIXは、これらグループ内のインフラをつなげてボトルネックのないネットワークを構築する狙いもあるようだ。さらに、ソフトバンクグループ以外の通信事業者との相互接続が多くできれば、Yahoo! BBを初めとするソフトバンクグループの通信インフラはさらに価値を増すことになるだろう。 なおBBIXは、資本金は1億円、ソフトバンクBBが全額出資を予定しているという。※IXの設置場所の情報を追加しました。