アップル、IEEE802.11g採用のAirMac Extremeを1月末より発売 | RBB TODAY
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アップル、IEEE802.11g採用のAirMac Extremeを1月末より発売

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アップル、IEEE802.11g採用のAirMac Extremeを1月末より発売
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 アップルは、同社のワイヤレスブロードバンドルータ「AirMac」に最大54Mbpsの速度を持つIEEE802.11bおよびIEEE802.11g(ドラフト規格)準拠のAirMac Extremeを追加した。1月末より販売開始の予定。

アップル:AirMac Extremeベースステーション


 今回発表されたAirMac Extremeは従来のIEEE802.11bベースのAirMacと高い互換性を保ちながら機能アップとコストダウンを実現した製品。AirMac Extremeシリーズは、「標準モデル」(標準価格22,800円)と上位の「モデム・アンテナポート内蔵モデル」(標準価格28,800円)の2モデルから構成される。ともにWAN側/LAN側に10/100BASE-TXのEthernetを各1ポートと、無線でプリンタを共有するためのUSBポートを搭載。上位モデルでは、これに加えて56kbpsモデムポートと外部アンテナ接続端子を備える。外部アンテナ端子は同社のAirMacシリーズ初の採用で、外付けの無指向性アンテナも発売される予定だ。

アップル:AirMac Extremeカード


 また、AirMac Extreme対応の無線LANカードとして、新PowerBook G4シリーズ専用の「AirMac Extremeカード」(標準価格11,800円)も発表された。従来製品にくらべ半分程度のサイズに小型化されていることが特徴だ(本カードは、従来のiBook/PowerBookには物理形状が異なるため使用できない)。

 気になるのがIEEE802.11bとIEEE802.11gの切り替えだが、ベースステーションの設定により、IEEE802.11bモード、IEEE802.11b/g自動認識モード、IEEE802.11gモードの3モードを切り替えることになる。

 AirMac Extremeベースステーションの新機能には、前述のUSBポートによる無線プリンタ共有のほか、最大5台のベースステーションによる複数のステーション間のワイヤレスブリッジ機能がある。これによって、地下や建物内に有線のケーブルを敷設することなしに、無線LANネットワークの延長が可能となる。

 そのほかのAirMac Extremeベースステーションの機能は、従来と同様にファイアウォール機能や128ビットの暗号化機能、Radius認証による集中ユーザ管理やCiscoのLEAPセキュリティへの対応などがある。接続クライアント数は、Windows、Macintoshを問わず50台までと、従来機種よりも処理能力が向上しているようだ。Rendezvousにも対応しているため、ネットワークに参加したマシンを自動で検出し、iChatによるメッセージ交換やファイルの共有が行える。さらに、上位機種である「モデム・アンテナポート内蔵モデル」では、モデムを通じてAirMacのネットワークにPPPでログインする機能が、従来どおりサポートされる。

 1999年、業界に先駆けてIEEE802.11b無線LAN製品を市場に投入し、全世界ですでに200万台の出荷実績を持つとされるアップルのAirMacの新版がIEEE802.11gを採用したことで、今後の無線LAN規格をめぐる展開に大きな影響を及ぼしそうだ。
《RBB TODAY》
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