Mac OS Xがアップデートし、10.2.3へ。全面的な大規模更新 | RBB TODAY
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Mac OS Xがアップデートし、10.2.3へ。全面的な大規模更新

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 アップルは、12月20日にMac OS Xの最新アップデータを公開、これを受けて同OSは10.2.2(ビルド6F21)から10.2.3(ビルド6G30)にアップデートした。同アップデートはシステム環境設定のソフトウェア・アップデートから入手できる。

 51Mバイトに及ぶ今回のアップデート内容は、ほぼOS全般にわたる改定となった。アップルによれば、「AppleScript」「Calssic環境の互換性」「Disk Copy」「ディスクユーティリティ」「イメージキャプチャ」「Mail」「OpenGL」「プリントセンター」「Rendezvous」のアップデートを行うという。これにより、オーディオ、ディスク作成、グラフィック、プリント、AFPやWebDAVなどのネットワーク機能の改良が行われる。

 アップデート内容の筆頭にあげられているAppleScriptは、OSやGUIベースのアプリケーション内部の機能にアクセスできるMac OS独自のスクリプト言語。今回のアップデートで1.9から1.9.1にバージョンアップしたが、アプリケーション書き出し時のローカリゼーション問題は、あいかわらず解決されていない。たとえば、「abcdefあいうえお」はスクリプト編集プログラム上ではきちんと11文字と数えられるが、アプリ書き出しを行った場合には16文字として数えられてしまうのだ。そのほかにも、単独でダイアログ表示を行うと日本語メッセージは文字化けする(Finderなど日本語アプリへのメッセージブロック内では日本語表示可能)などの不具合も残っている。

 AppleScriptの日本語処理問題は、現時点ではいつ解決されるのか、まったく見通しが立っていないようだ。だが、開発者向けに配布されている2002年12月版のDeveloper Tools(オンラインで無料登録可能)には、スクリプト編集プログラムのバージョン2.0や、スクリプト非対応アプリのユーザインタフェースをスクリプトから直接コントロールしたり、設定内容をGUI上から直接読み取れるなど、画期的なコンポーネントのβ版が収録されている。今後の動向にはよく着目すべきだろう。
《RBB TODAY》
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