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荻窪 圭「デジカメチェック」
2006年12月11日
「K10D」のいったい何がそんなにいいのか
 | | 今回のレビューに使ったセット。左から、50-200mm、16-45mm、K10Dと40mm、12-24mm |
最近、ペンタックスの一眼レフの評判がいい。2006年春に出たK100Dはお手頃な価格の上にCCDシフト式手ブレ補正を搭載し、絵も使い勝手もサイズもそこそこで「これはコストパフォーマンスが高いいいカメラではないか」と高い評価を得たのだが、K100Dはなんだかんだいってエントリー向けの低価格デジカメ。
11月末に登場したK10Dは、そのワンランク上を目指す中級者向けデジタル一眼レフというわけで否応なく期待は盛り上がり、発売前から高い評判を得て、品不足のお詫びをペンタックスがホームページ上で表明するほどになったのである。
K10Dのいったい何がそんなにいいのか。
 | | ボディ(レンズは50-200mm)。サイズ・重さは一眼レフとしてほどよく安心して使える |
●ISO感度を組み込んだ新露出モードたちが秀逸
K10DはAPS-Cサイズの1,000万画素CCDを搭載した、ハイアマチュア向けの中級クラスデジタル一眼レフである。
ボディは約770gと小型軽量をウリとしていた「*ist D」系に比べると大きくなったが、このクラスとしては普通で、その分、防塵・防滴でステンレスシャーシを使った堅牢なボディと10万回の耐久性を持つシャッターユニットなどカメラとしての作りがしっかりしたのであながち悪いことではない。
 | | 正面から。ペンタ部があまり飛びでないなだらかなデザイン |
ほどよい重さと同時にボディの柔らかな湾曲具合がなかなかいいグリップをもたらせてくれる。
操作系はエントリー向けを狙ったK100Dまでとは違い、中級クラスならではの、前後のツインダイヤル式。さらに主な機能には専用のボタンやレバーが割り当てられておりインターフェースも中級クラスにアップした。
 | | 上から。レンズの左右の凹みの曲線が特徴。左右ともグリップしやすい形状になっている |
ファインダーもガラスペンタプリズム採用で見やすく、0.95倍と大きめ。フォーカシングスクリーンをグリッドが入ったAF分割マットや十字線が入ったAFスケールマットに変えることができる。
だが注目は、K10Dならではの新しい機能・ボタンの装備といっていい。その辺を最初におさえておこう。
1番の注目点は露出モード。お馴染みのP、Tv、Av、Mの4つに加え、Sv(ISO感度優先AE)とTAv(シャッタースピード・絞り優先AE)の2つが追加された。
SvはダイヤルでISO感度を変更すると、それに応じた絞りとシャッタースピードがプログラムで決定されるという感度優先モード。プログラムAEの拡張版で、ISO感度を1/3ステップでコントロールすることで、狙った露出値を決められる。さらにカスタムファンクションで前ダイヤルをプログラムシフトに割り当てれば、前後のダイヤルでISO感度と露出値をさっと変えられるのだ。これはよい。
 | | シャッターと前ダイヤル |
TAvはマニュアル露出感覚で使えるAE。絞りとシャッタースピードを前後のダイヤルでセットすると、それに合ったISO感度が自動設定されるというモードだ。これは新しい。
 | | これが特徴の露出モードダイヤル。SvとTAvが新しく追加されたモードだ。オリジナルセッティングをUSERモードとして使うこともできる。ダイヤルの下に測光モードレバーがある。デフォルトの位置はみな緑で塗られているのでわかりやすい |
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