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荻窪 圭「デジカメチェック」
2006年8月29日
デジタル一眼レフ「D80」――D70sやD200との違いは?
 | | D80に18-135mmレンズを装着。内蔵スピードライトをポップアップさせた。ボディはやや丸みがあって、18-135mmのコンパクトなズームレンズとのバランスはいい |
ニコンからD80が出た。
ニコンがかつてD100を出したとき、それをベースにD70→D50と、だんだんとエントリー向けに洗練しつつ発展させた。だから今回はD200をベースにコンシューマー向け一眼レフが登場することは容易に予測できたわけである。
その第1弾がD80だ。よって、D80はD70sの後継機というよりは、D200系のコンシューマー向けモデルである。そう考えると理解しやすい。
もう1つD80を実際に触って感じたのは、D70sの後継機というより、これこそがD100の正統な後継機ではないかということ。D200はD100の後継機にしてはハイエンドすぎるし、D80はD70sの後継機にしてはハイスペックでちょっと高価だ。そう考えると、D100の後継機としてすごくいい感じなのだ。まあこれは私見だけど、ニュアンスとしてはわかってもらえるかと思う。
D200より上がハイアマチュアからプロの、しっかりしたカメラでガシッと撮りたい層向け。D80より下がエントリーからハイアマチュアの「趣味の一眼レフ」と大きく分けてもいいかも。
今回D80がSDカードを採用したことで、今後登場すると思われるD200→D80ラインのエントリーモデルはSDカード、逆にD200より上はCFカードとなりそうだ。
 | | 記録メディアはD70sのCFカードから、SDカードへと変更された。今後コンシューマー向けの一眼レフはSDカードに移行していくと思われる |
概要としてはこんな感覚で捉えていいんじゃなかろうか。
 | | D80の左サイド。スピードライトポップアップボタンが発光モードの切り替えや発光量調節ボタンを兼ねている。ブラケットボタンは側面に移動した(D70sでは背面にあった)。AFとMFはここのレバーで、AFモードは上面のボタンで切り替える |
●清く正しく進化したD80
D80は極めて正統的な、逆にいえばおもしろみのないオーソドックスなデジタル一眼レフだ。例えばCCDシフト式手ブレ補正もないし、ローパスフィルターのゴミを取る仕組みもない。シーンポジションも特に増えてないし、画期的な新機能を盛り込んだわけでもない。でもすごくよくできてて使いやすい。
まず、D70sやD200と外観を比べてみた。
 | | 左からD70s、D80、D200 |
ニコン伝統の赤い三角をグリップ部に持つデザインコンセプトは変わらず、全体のテイストも3機種とも似ている。
 | | グリップ部。グリップはほどよいサイズで上にシャッターボタンがある。電源がシャッターボタン周りにあるので、構えた状態でオン/オフできるのがよい。グリップとレンズの間にあるのがファンクションボタンで機能を割り当てることができる |
で、D80は非常にコンパクトである。レンズキャップの位置を見るとわかる。D70sよりマウントの位置が少し下がっていて持ったときのバランスもよくなっている。実際、大きさはD70sより一回り小さくなり、重さも585gと15gほど軽くなった。コンパクトで扱いやすいサイズである。
シャッター音はD70sより軽快感があり、気持ちよく押せる。ファインダーはD70sとは比べものにならないくらい大きくて見やすい。ファインダー倍率がD70sの約0.75倍に対して、約0.95倍とぐっと上がっているからだ。
ファインダーもD70sのペンタミラーから、ガラスペンタプリズムに変更されている。だから、構えて1枚シャッターを切るだけで、D70sより魅力的に感じるだろう。
撮像素子は1,000万画素のCCD。だが、D200の採用したCCDとは異なるモデルだ。D200のCCDは高速読み出しを実現するために4チャンネル同時読み出し機能を持っているが、D80のCCDは2チャンネル読み出しにとどまっている。公表はされてないので憶測になるが、D80はソニーのα100が採用したCCDと同等品といっていいのではないかと思う。
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