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荻窪 圭「デジカメチェック」
2006年3月23日
ライブビュー機能を搭載したデジタル一眼レフ 「E-330」の実力は?
 | | レンズキットの14-45mmを装着したE-330。E-300より精悍になってデザインはよくなったと思う。ミラーが横に開くタイプなので上面の出っ張りがないのが特徴。バッグへの収まりもよい |
●2006年はフォーサーズに注目
今年はフォーサーズ陣営がおもしろいのである。2005年に発表された松下電器との協業がいよいよ動き出し、2006年2月に米国のフロリダで行われた米最大規模のカメラ機材展示会「PMA 2006」でその成果が表れたからだ。
松下電器が、同社のハイエンド機「DMC-LC1」っぽいクラシカルでレンジファインダー風デザインのデジタル一眼レフを発表し、同時にライカブランドで光学式手ブレ補正搭載ズームレンズが参考出品されたのである。
日本国内では3月23日から26日まで行われるフォトイメージングエキスポ(PIE)でお披露目されると思うので興味ある方は是非。
PMAでの発表を見る限りではオリンパスと松下電器でデザインやユーザーインターフェースのコンセプトが異なるので選択の幅が広がる。これは明らかにいいこと。もう1つのポイントはレンズ。おそらく、ライカブランドのフォーサーズ用レンズは今後も光学式手ブレ補正付きになると予想されるので、オリンパスのEシリーズユーザーは手ブレ補正レンズを手に入れられるし、パナソニック版を選んだユーザーはオリンパスの豊富なレンズを使えるのだ。
これはとてもよいことである。
フォーサーズシステムとAPS-C系デジタル一眼レフの違いは撮像素子のサイズとアスペクト比。APS-C系は35mmフィルムに比べて焦点距離が1.5倍になり、アスペクト比も35mmフィルムと同じ3:2。対してフォーサーズは4/3インチの撮像素子を使うので、APS-Cサイズよりちょっと小さく焦点距離は約2倍になる。またアスペクト比も4:3とコンパクトデジカメと同じだ。
その分望遠に強いのである。
で、実はすでにオリンパスと松下電器の協業成果が使われたデジカメは出てるのである。オリンパスのE-330だ。
名称的には、横長の微妙なデザインだった「E-300」のマイナーチェンジ版のようだが、実は全然違う。デザインコンセプトは踏襲してるものの、撮像素子は新しくなり、デジタル一眼レフでは初めての「液晶モニタを見ながらの撮影」(ライブビュー)を実現しているのだ。
●E-330とライブビュー
E-330で搭載された新型撮像素子が協業成果の第1弾。
「Live MOS」と呼ばれる新型素子で、パナソニックが携帯電話用に開発した「νmaicovicon」をベースに新開発したCCDとCMOSのいいとこどりをしたようなMOS系のセンサーだ。それまではコダックのCCDだったので、これが1番大きな違いといっていいほどだ。
2番目のポイントは「ライブビュー」。一眼レフでは初めてコンパクトデジカメのように液晶モニタを見ながら撮影できる機能だ。
今までのデジタル一眼レフがこの機能を装備してなかった最大の理由は「ミラー」だ。
コンパクトデジカメでは常に撮像素子に光が当たっている=常に映像信号が出てる=それをモニタリングすればいい、というわけで構造はシンプルだが、一眼レフはその構造上、普段はレンズに入った光がミラーにあたって光学ファインダーへ直接出て、撮影の瞬間だけミラーが上に上がって撮像素子に光があたる。撮影する瞬間しか光が当たらないので、コンパクトデジカメのように素子が受ける信号を常時モニタするわけにはいかないのである。
現状で解決する方法は2つ。
E-330はその2つを両方とも搭載しちゃった点がすごい。
1つはファインダーユニットの中にプレビュー用のセンサーを別途持ち、そのCCDの画像で構図やピントを決め、撮影時にミラーアップしてメインの撮像素子が光を受けるという方式。
E-330でいう「Aモード」がそれだ。一眼レフカメラの構造そのままで、ライブビューを実現できるのがメリット。一眼レフのAFやAEセンサーはファインダーユニットの中に入ってるのでそれをそのまま使える。デメリットはライブ用の別の素子が必要になること。それにより、プレビュー画像と実際に写る画像を一致させるのがほとんど無理(視野率やホワイトバランス、露出など)なことと、当然撮影の瞬間一瞬のタイムラグが発生すること。E-330もAモードライブビュー時は実際に写る絵とは視野角やWBが異なる。これは割り切るしかない。
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