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荻窪 圭「デジカメチェック」
2006年1月16日
「D200」は質実剛健で完成度が高いデジタル一眼レフでありました
 | | D200 |
今のデジタル一眼レフは大雑把にいうと10万円前後のコンシューマー向けグループと50万円以上のプロ向けグループに分かれてるわけで、両者を分け隔てるものは何かというと、それはたぶん画素数や画質や機能じゃない。もちろんそれらの差はあるけど、機能面の差はむしろターゲットの違いといっていい。シーンモードや簡単な操作はプロ向け一眼レフには不要だし、シンクロターミナルや複雑で凝ったカスタマイズの機能はコンシューマー向けに搭載しても混乱させるだけ。むしろボタン類はできるだけ減らしてシンプルにした方がいい。
じゃあ、両者の大きな差は何かというと、プロの現場に耐えられるかどうか、プロの現場で信頼性があるかどうかなのだ。
プロは、熱帯の密林や砂漠、氷点下を大きく下回る極寒の地域、戦場など、どこへでも行く。だから雨に濡れたからといって故障されては困るし、ホコリが入ったくらいで壊れても困る。多少重くても頑丈で耐久性があって防塵防滴仕様は必須。本体の何倍も重いレンズをつけることもあるからマウントも頑丈じゃないといけない。
プロは撮影枚数が格段に多い。当たり前。だからシャッターユニットの耐久回数も低価格な製品とはまったく違う。最低でも10万回以上の保証がなければ話にならない。その上秒5コマや8コマという高速連写も要求されるし、ミラーの振動も最小限でなきゃいけない。
スタジオで撮るカメラマンはスタジオ用のでかいストロボを制御するし、離れたところからリモコン操作することもある。あらゆる場所での撮影に対応できる拡張性も必要だし、多少ボタンが多くて複雑でも、慣れちゃえば瞬時に必要な設定を行えるような迅速性も求められる。いざというときメニューボタンなんて押してられない。
つまり、プロ向けのカメラには苛酷な現場に耐えられる耐久性や信頼性という性能が必要で、その分価格が上がるのだ。
●D200のボディの質感は予想以上
で、本題であるニコンのD200はどうか。価格は198,000円と微妙なところだが、作りは予想以上にハイグレード。D70sの上位モデルみたいなもんかと思ったら、全然違ったのだ。むしろ小型・軽量化を図ったD2X、D2Xの下位モデルという位置づけと理解したい。
 | | 左がD70s、右がD200。デザインコンセプトは似ているが、D200の方がちょっとごつくてあれこれボタンも多い |
何しろボディの質感が違う。約830gと少々重いけれども、防塵・防滴処理はなされているし、シャッターユニットの耐久回数は約10万回。撮影時のミラーショックも少なく、すごく撮影しやすいのだ。いざ構えてみると重さはさほど感じず、バランスがいい。握ったときの質感もよく、D200のあとに今まで使っていたD70sを構えるとオモチャかと思ってしまうくらいだ。
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