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荻窪 圭「デジカメチェック」
2005年8月2日
高感度デジカメの時代がやってくるかFinePix F10 & Z1
 | | ISO1600対応のFinePix F10(左)、ISO800対応のFinePix Z1(右) |
●我々は暗いところでも写真を撮りたい
コンパクトデジカメを使っていてずーーっと不満だったのが感度の低さ。普段はISO100あたりに固定し、内蔵フラッシュは発光禁止にして使ってるんだけど、ちょっと油断するとすぐ1/10秒なんてシャッタースピードになってるのだ。くそっ。
話はすごく簡単。人間の目には十分明るくても、カメラにとっては暗かったりするのだ。太陽が沈んだ直後の薄暮とか、日が傾いたあとの日陰とか、夏になると日が長くなるのであまり感じないが、それでも夕方の日陰はかなり暗い。
夏休みの子供と一緒だね。午後5時すぎても「まだ明るいからいいや」と思って遊んでるとアッという間に暗くなり、いつの間にか夜になってて慌てて帰宅して怒られる、みたいなそんなもん。
室内だって人間の目には明るくても光量はそれほどなく、料理を撮ろうと思ったら、ランチタイムの店内でもシャッタースピードが1/10秒で帰宅してよく観たらブレてた、なんてしょっちゅうある。
考えてみたら、人は1日の半分以上「明るくない」ところにいるのだ。昼間の室内だって日が差さない場所なら明るくない。
でもコンパクトデジカメは感度が高くない。ISO50とか100なのだ。ISOオートにしててもせいぜいISO150や200に上がるくらいだし、手動でISO400に上げるのも面倒くさいし、それをやると元に戻し忘れて真っ昼間にISO400で撮っちゃって「あちゃー」となるし、たいていのデジカメはISO400まで上げると画質がかなり低下して荒れるので気が進まない。
よって、気が付くとシャッタースピードが落ちてて手ブレや被写体ブレを起こす。ブレない工夫はいろいろ知ってるから対処は可能だけど、撮る人のワザに頼るようではよくない。
対策の1つにパナソニックが行う「光学式手ブレ補正」って手がある。これはかなり有効で、多少暗くても手ブレをキャンセルしてくれるので安心だが、被写体ブレには効果がない。手ブレは補正してもシャッタースピードが遅いのに変わりないので、被写体が動くのには対応できないってことだね。
じゃあどうするか。
本当は単純な話なのだ。
(1)感度を上げてもあまり絵が荒れない高感度対応仕様のCCDを作り、デジカメを作る。
(2)ISO感度オートのときは必要に応じて自動的に感度をどんどん上げていく。
これができれば昼間でも室内でも夜でもストロボなしでシャッターを押すだけでOKってデジカメができあがる寸法だ。
でもできないのは、現行CCDで高感度にするには画質に目をつぶる必要があったからである。メーカーとしては勇気がいるのだ。
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