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「山手線205系」20年間ありがとう!
山手線205系最後の勇姿をデジタルカメラで撮影してきた。
●使用機材
・カメラ:D2X
・レンズ:VR 70-200mm F2.8G
 | | 山手線205系 トウ4編成 08G(内回り)@御徒町駅 |
国鉄電車初のステンレス通勤形車両「205系」が4月17日、JR山手線から引退した。東日本旅客鉄道(JR東日本)は、同社が運営する山手線に自動列車制御装置「D-ATC(デジタルATC)」を導入するため、同システム対応の新型車両「E231系500番台」(500番台は山手線仕様)を2002年4月から投入し、旧型車両の205系をE231系に置き換えてきた。山手線の車両は、東京総合車両センター(旧山手電車区と旧大井工場を合併し、改称)に全車両52編成が所属。そして、205系の置き換え最後となる52編成目のE231系500番台が同社の新津車両製作所(新潟県)から4月22日に到着する予定だ(当初は4月18日予定)。これにより、山手線車両がすべてE231系500番台に統一される。
 | | 山手線E231系 トウ511編成 06G(内回り)@御徒町駅 |
山手線を走る205系は、1985年3月にデビューし、約20年間の長きに渡り活躍した。山手線で役目を終えた205系は、全車が転属を予定している。車両の改造、帯色の変更、編成の組み替え、片側6ドア車「サハ204形量産車0番台」の液晶ディスプレイ撤去などが行なわれた後、6ドア車以外は京葉線に配置される見込み。液晶ディスプレイが撤去されるのは、山手線以外の路線ではディスプレイへ情報を配信するシステムがないためだ。ちなみに、6ドア車は、11両編成の10号車に連結されていた。
 | | 山手線205系 トウ4編成 08G(内回り)@御徒町駅のバックショットを後追いで撮影 |
4月1日から引退の17日までの205系車両では、外回り方面および内回り方面の先頭車にそれぞれデザインの異なるさよならヘッドマークを掲出し、走行していた。
 | | さよならヘッドマーク |
そこで、山手線を走る205系の最後の勇姿を記録しておくため、デジカメで撮影してみた。有名な撮影スポットは、当然ながら鉄道ファンで大混雑。筆者は、御徒町駅、西日暮里駅、有楽町駅、新橋駅のホームで撮影した。編成写真をきれいに収められるホームの端には、多くのファンが集まっており、さらに三脚や脚立なども設置されていた。関心のない一般の乗客には、とても奇妙な光景だろう。個人的には、三脚や脚立の使用は周囲の迷惑にならなければいいと思うが、白線の内側に入っての撮影やフラッシュを炊いての撮影だけはとても危険なのでぜひやめてほしい。
 | | 山手線205系 トウ4編成 01G(外回り)@西日暮里駅 |
 | | 山手線205系 トウ4編成 01G(外回り)@西日暮里駅 |
1人の撮影者が白線の内側に入ると、それをクリアするためにさらに内側に入らなければ編成写真を撮影できないという現象が起こり、悪循環となるほか、電車の運行の妨げになるのはいうまでもない。
また、走行中の車両や運転席へのフラッシュは言語道断。鉄道ファンにはあまりいないと思うが、その場にたまたま居合わせた一般の人たちが「訳もわからずに○○○が最後らしい?」という理由で撮影しているパターンが多いように見受けられる。だから、暗いからといって、フラッシュも平気で炊く。これは、自分をクルマのドライバーとして置き換えて考えればいかに危険な行為であるかが容易に想像できるだろう。
夜間の場合、きちんと撮影するには、三脚や明るいレンズを使用するか、ISO感度を上げるか、流し撮りするか、あるいはそれらを併用するかしかない。止まっている電車に限らず、静止している被写体の夜間撮影には、三脚が必須。
筆者は、電車の走行写真を撮る場合、明るい日中でも三脚を使うことが多い。それは、手ブレを防ぐというよりも、ファインダーの隅々までじっくりと確認し、構図や水平などの微調整が可能なことに加え、シャッターを押すタイミングだけに集中できるからだ。その際は、周囲に迷惑にならないように配慮するのは当然のこと。ただ、最後の引退日から1週間ぐらい前までは、あらゆる撮影スポットが混雑してしまうため、ケース・バイ・ケースだが日中に三脚や脚立を利用するのは避けたほうがいいかもしれない。
また、最後の1週間などは、どこでも混んでいるため、理想的な位置での撮影が困難。きれいな編成写真を記録するには、引退の1カ月ぐらい前までに撮影しておくといい。せっかく記録に残すなら、ビシッと決まった写真がいいでしょう。
最後に、山手線205系には、通勤や私用でとてもお世話になった。ありがとう、そしてさようなら。
(高柳政弘)
※山手線とは、鉄道路線の名称、または山手線を含む環状運転する運転系統の名称のこと。
線路名称の「山手線」は、品川駅から、渋谷駅、新宿駅、池袋駅を経由して田端駅までを結ぶ、全長20.6kmの路線の名称。
運転系統の「山手線」は、上記の山手線路線「品川駅〜田端駅」に加え、東北本線の「田端駅〜東京駅」、東海道本線の「東京駅〜品川駅」を合わせて環状運転を行なう運転系統の名称。起点の大崎駅から、大崎駅まで戻る環状線1周の距離が34.5kmで、所要時間は約60分。一般的に、山手線といえばこちらの意味で使われていることが多い。
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