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レコメンデーション型音楽サービス
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2006年7月20日 <音楽>田口和裕 |
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| こんにちは、もうすっかり夏ですね。夏と言えばフジロックフェスティバル。先週チケット(もちろん3日通し券)も届き、今はタイムテーブルとにらめっこしながらどのバンドを見ようか妻と2人で検討する毎日です。 |
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レコメンデーション? |
今回は現在もっとも注目されているといってもいいレコメンデーション型音楽サービスについてお話しします。
レコメンデーションと言ってしまうと難しく聞こえるかもしれませんが日本語にしてしまえば単純。要は「お薦め」ですね。
思い出してみてください。あなたはお気に入りの歌手やバンドの事をどのように知りましたか?
テレビやラジオでたまたま見かけたのかもしれません。CDショップで視聴して気に入ったのかもしれません。中には「君ならこのバンドが気に入るかもしれないね」と音楽に詳しい友達に紹介してもらったという人もいるのではないでしょうか。
レコメンデーション型音楽サイトとは、「あなたが好きそうな音楽を紹介してくれる」タイプのサービスのことなのです。でもコンピューターがどうしてあなたの音楽の好みを知ることができるのでしょうか?
現在レコメンデーションの仕組みには大きく分けて2つのアプローチの仕方があります。それぞれ代表的なサービスを見てみましょう。
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理詰めの「Pandora」 |
「Pandora」は、きわめてシンプルなインターフェイスを持ったサービスです。あなたがやることはただひとつ、「Create a New Station(新しいラジオ局を作る)」ボタンを押して、あなたの好きな「アーティスト名」または「曲名」を入力するだけです。これだけであなた専用のラジオ局を作ることができるのです。
たとえば「Beatles」と入力すれば「Beatles Radio」が、「Yesterday(ビートルズの曲名)」と入力すれば「Yesterday Radio」が作成されます。このラジオ曲は、入力したアーティストや曲の構造を分析し、よく似たタイプの曲を次々に再生します。つまり「Beatles Radio」はビートルズに似たタイプのバンドやアーティストの曲を、「Yesterday Radio」はイエスタデイに似た曲を次々に探してきて自動的に再生するのです。
もちろん再生されている曲のタイトルとアーティスト名は表示されますし、米サイトではありますがiTMSやamazonへのリンクも表示されるので、気に入ったらすぐに購入することもできるのです。
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「Pandora」のトップページ。真ん中にFlashでできたプレイヤーが見える ※ クリックで拡大 |
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ラジオ局を作っているところ。好きなアーティスト名か曲名を入力して「Create」ボタンをクリック |
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作成された「Utada Radio」。「宇多田ヒカル」に似た雰囲気の曲が次々と再生される |
では「Pandora」は、何を根拠に「似ている」とするのでしょうか?
「Pandora」は「音楽ゲノムプロジェクト」という研究を元にして開発されています。この研究は、あらゆる曲に対して「disco influences(ディスコの影響)」「danceable beats(ダンサブルなビート)」「dry snare(乾いたスネア)」といった特徴(ゲノム=遺伝子)を複数個リストアップしてデータベースに記録していくという壮大なものです。このデータを元に指定したアーティストや曲に近い要素を持っている曲を検索し、再生しているのです。
また、再生された曲に対して「I Like it」「I Don't Like it」というように自分の評価をつけることもでき、この結果も選曲に考慮されるので、データベースにあるデータだけではなく個人の好みも反映することもできるのです。さらに作成されたラジオ局を友人とシェアすることも可能になっています。
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