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岩井省吾「ダウンロードゲーム・ラボ コンソール・ディヴィジョン」

第5回:すっかりレトロゲーム専用機 〜Wii〜

2007年1月30日

 明けましておめでとうございます!

 編集長のライフゲージの上限を削る更新のおかげで、第2〜4回は無事に2006年中に更新されました。今年もよろしくお願いいたします。って、もう松の内はとっくに過ぎてますが……(汗)。

 さて皆様、Wiiは手に入れましたか? 筆者もお正月の初売りで入手しました(トイザらスなどは大量に入荷したようですな)。まだの人は量販店よりもおもちゃ屋やスーパーを狙うとよさそうです。というわけで、今回はWiiの「バーチャルコンソール」と「インターネットチャンネル・お試し版」を紹介しましょう。

「バーチャルコンソール」メニュー

■ ファミコンからニンテンドウ64までのROMゲームのタイトルが遊べる「バーチャルコンソール」

 さて、文体戻して……

 「バーチャルコンソール」は正確に言うと、Wiiのダウンロードソフト販売サイト「Wiiショッピングチャンネル」で購入できる旧機種のゲームソフトの総称だ。任天堂は、ニンテンドウ64でリリースされた初代「どうぶつの森」に「ファミコンエミュ」という形でファミコンソフトを復刻して以後、様々な形でファミコンソフトの復刻を行ってきた。

・海外版「カードe」でのファミコンソフト供給
・「バテンカイトス」予約者向け「ドルアーガの塔」
・ファミコンミニ(GBA)
・「スターフォックスアサルト」のボーナスゲーム


 そして、今回のバーチャルコンソールではファミコンはもちろん、スーパーファミコン、ニンテンドウ64のソフトの配信が行われることになった。ディスクベースで供給される「ゲームキューブ用ソフトの互換」を含めれば、ファミコンで出た普及の名作からWiiの最新ソフトまでがWii 1台で遊べる、ということになる。

 さらに、バーチャルコンソールで復活するのは任天堂ハードのソフトだけではない。1980年代後半から1990年代前半にかけて任天堂のよきライバルだったゲーム機向けにリリースされたソフトも復活することになった。まずはそれらのハードウェアについて簡単に解説しよう。

ファミリーコンピュータ(ファミコン)
 1983年に任天堂よりリリース。当時の家庭用ビデオゲームは最大16色・単色スプライト全盛だったが、そこで最大52色・多色スプライトを実現して、値段がなんと15000円だったという驚異のゲームマシン。「ドンキーコングシリーズ」や「ポパイ」といった人気アーケードゲームが同時発売され、マニアの心をくすぐった。後にハドソンやナムコが参入し、ロードランナーやゼビウスといった作品でゲーマーの心をわしづかみにし、1985年の「スーパーマリオブラザーズ」で爆発的に一般層にも広まった。

PCエンジン
 1987年にNECホームエレクトロニクス(現在は解散)よりリリース。チップの開発はハドソン。正確には「HEシステム」というもので、NECグループ以外にはX1Twin(シャープ)といった互換機が存在した。6502系の8ビットCPUながら、高速処理・多色グラフィック表現を実現したハイパワーマシン。1988年にはコンソールゲーム界初のCD-ROMシステムを発売し、様々な名作を生み出すとともに、その後のCD-ROM搭載ゲームマシンの礎を作り上げたハードである。

メガドライブ
 1988年にセガからリリース。68000とZ80というアーケードゲーム機の標準構成をそのまま使用した初の「16ビットゲームマシン」。日本ではマニア向けの域を脱しなかったが、海外では「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の成功によって、スーパーファミコンと対等な地位を築く。「力づくで回転拡大縮小機能を実現する」など、プログラマーの多大な努力により、アクションゲーム、シューティングゲームの質ではスーパーファミコンのそれに勝るとも劣らない。

スーパーファミコン(スーファミ)
 1990年に任天堂が満を持して送り出した16ビットゲームマシン。当時のアーケードゲームのトレンドから「回転拡大縮小機能(モード7)」を搭載している。が、これがクセモノで、スクロール面が1面しかなく、スプライトの拡大縮小機能はない。だが、任天堂はそれを活かした「F-ZERO」や「パイロットウイングス」などのタイトルをリリースしてその使い方をレクチャー。後期には機能強化チップの搭載により、ポリゴン表現なども行えるようになった。

ニンテンドウ64
 1996年に任天堂からリリース。プレイステーションを凌駕する3D機能など、高機能なハードウェアスペックを持ちながら、デメリットの多いROMカートリッジの採用(CD-ROMより低容量、再生産に時間のかかる)や、ヒット作の他機種への離脱(特にファイナルファンタジーおよびドラゴンクエストのプレイステーションへの離脱が大きかった)もあって、大ヒットとは至らなかったが、「振動パック」「3Dスティック(アナログスティック)」といった現在のゲーム機用コントローラの基本機能を率先して搭載していた。また、「大乱闘!スマッシュブラザーズ」や「どうぶつの森」といった任天堂の現在のフランチャイズを生み出したことからも、決して軽視はできないハードである。

MSX
 アスキーとマイクロソフトによって1983年に提唱されたZ-80搭載の8ビットパソコン規格。MSXパソコンは松下、ソニー、東芝、富士通など多くのパソコンメーカーから発売された。ROMカートリッジスロットの搭載により、ゲームソフトの供給はもちろん、様々な拡張機能を搭載することができる。その後、グラフィック能力を強化した「MSX2」「MSX2+」、CPUを16bit化させた「MSX TurboR」が登場したが、ゲームソフトの供給は「MSX」「MSX2」が中心だった。当時はコナミが参入しており、「メタルギア」や「グラディウス2」(アーケード版「グラディウスII ゴーファーの野望」とはまったく別の作品)といった独自のタイトルも多くリリースされた。
(※2007年1月20日現在、MSX用タイトルの配信時期は未定となっている)

■バーチャルコンソール参入メーカー
・コナミデジタルエンタテインメント
・アトラス
・D4エンタープライズ
・メサイヤ(日本コンピュータシステム)
・カプコン
・セガ
・SUNSOFT(サン電子)
・ジャレコ
・テクモ
・タイトー
・ケムコ(コトブキシステム)
・タカラトミー
・チュンソフト
・バンダイナムコゲームス
・スクウェア・エニックス
・HAL研究所
・バンプレスト
・パオン
・ハドソン
・アイレムソフトウェアエンジニアリング
・ロケットカンパニー
・ネットファーム(db-soft)
・エンターブレイン(アスキー)
・コーエー


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