今から3年ほど前、世界最大の家電見本市CES 2013において、サムスンはスマートフォンにフレキシブルディスプレイを採用するという新たな概念を披露し、注目を浴びた。 一般的に、ディスプレイといえば、フラット。もちろん、フレキシブルディスプレイを用いたモニターなどは現れているが、折ったり曲げたりする頻度の高いスマートフォンとなると話は別。容易に想像がつくが、ディスプレイに使用する透明なプラスチックの板は、度重なる折り曲げにより劣化し、到底商品化できるものではないと思われていた。しかし、ついにサムスンはそうした問題を解決したようだ。複数の海外メディアによれば、サムスンは2017年、折り曲げ可能なディスプレイ搭載のスマートフォンを商品化するという。 サムスンはここ2年間、スマートフォンが売れず、モバイル分野で深刻な経営難にさいなまれてきた。最新の旗艦モデルである「Galaxy S7」は久々のヒット作になっているが、それもいつまで続くのかは分からないし、今秋には例年通り、新型iPhoneも発表されるだろう。 しかし、2017年はサムスンに大きな注目が集まる年になる可能性が高そうだ。化粧品のように、コンパクトに収納可能なスマートフォンは、当初2種類ラインナップされるという。ソウルの調査会社IBKセキュリティーズのアナリストであるイ・スンウ氏がブルームバーグに語ったところによると、サムスンのフレキシブルディスプレイ搭載モデルは、苦境を打ち破るのに十分な製品と予想される。これら新モデルは来年2月にバルセロナで開催される「MWC 2017」で発表となる可能性が高い。 なお、将来的にはiPhoneもこうしたフレキシブルディスプレイを搭載すると言われており、両雄の競争は熾烈となりそうだ。
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