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ドコモの“タップレス操作”できる新機能「スグ電」を体験してみた!

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16年の夏から発売されるドコモの最新端末に搭載される「スグ電」
  • 16年の夏から発売されるドコモの最新端末に搭載される「スグ電」
  • 通話・受話がジェスチャー操作のみで可能になる
  • スグ電は本体設定からON/OFFが選べる
  • ドコモの川村氏が新機能を紹介
  • スマホの通話操作は液晶をタップしながら意外に手数を使わなければいけないので面倒と言われてきた
  • スグ電ならわずか2ステップでスマホによる通話が行える
  • ドコモの“タップレス操作”できる新機能「スグ電」を体験してみた!
 NTTドコモが11日に開催した2016年夏新製品の記者会見で発表した「スグ電」とはどんな機能なのか。スマホの液晶に触れることなく電話がかけられるという新機能を動画付きでレポートする。

 「スグ電」はジェスチャー操作をベースに、スマホによる音声通話をサポートする機能だ。同機能の企画開発に携わったNTTドコモ プロダクト部の川村哲氏は「フィーチャーフォンからスマホになって、かえって面倒になったと言われていた通話の操作を簡単にするためにスグ電を開発した」と語る。

 スグ電はスマホに搭載されている加速度、ジャイロ、近接センサーをドコモが独自に開発したアプリで制御。発信、応答、切断、着信拒否・消音といった電話の基本操作が、通常では数ステップかかる液晶へのタッチ操作を介さずに、例えば「スマホを耳元に近づけるだけで応答」といった具合に、より少ないアクションでできてしまう。対応機種はXperia X Performance、Galaxy S7 edge、AQUOS ZETA、arrows SVの4モデル。

 例えば通話発信を行う際には、スマホを1度軽く振って、表示されるアラートを確認して耳元に近づける。誤操作を防ぐため、耳元に近づけて1~2秒ほどのブランクがあってからの発信になるが、それでも従来のように液晶をタップして電話アプリを起ち上げ、電話帳から相手を探して電話番号をタップといった操作が不要になるメリットは大きい。

 ただし、スグ電で即座にコール発信できる相手の登録可能件数は2件までとなり、スマホを左右の耳に近づけたそれぞれの側に1件ずつの相手が登録できる仕様になっている。なお通話の「切断」は平らな場所にスマホを裏向きに置くだけ。かかってきた電話を「拒否・消音」したい場合は、呼び出し中にスマホを平らな場所に裏向きで置けばいい。

 同機能は最近のスマホには普通に搭載されているセンサーと、ドコモのアプリ開発技術によって実現しているものなので、過去に発売されたモデルにファームウェア更新などで追加することもできそうに思われるが、ドコモとしては直近でこれを対応する考えはないという。まずは2016年夏の新機種だけに他キャリアとの差別化を図るための武器として搭載して、最新端末を特別化したいという思惑があるようだ。

 なおスグ電の機能は本体設定からオン/オフも選択できるので、対応する端末では、本体を振るたびにスグ電が起動してしまうというような煩わしさはない。デフォルトではオフに設定されている。

《山本 敦》
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